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命式の読み方

four-pillar-fortune-reading 四柱推命
四柱推命は、生年月日時をもとにその人の性格や運勢を読み解く占術です。その命式には、人生の流れや課題、才能が隠されています。今回は初心者向けに、命式の基本的な読み方を解説します。難しそうに見える四柱推命も、一つ一つの要素を丁寧に理解すれば、驚くほどシンプルで奥深いものです。この学びが、あなた自身や周囲の人々をより深く知るきっかけとなり、日々の生活に役立つヒントとなることを願っています。まずは気軽な気持ちで学び始めてみましょう。

例題

相談者33歳女性

相談者:

はじめまして。私は33歳の女性です。1991年9月29日、午後2時生まれです。

数年前から仕事や人間関係のストレスが積み重なり、これからどう生きていけばいいのかわからなくなってしまいました。私の運勢や性格、これからの道筋について少しでもヒントをいただけたらと思い、四柱推命をお願いすることにしました。どうぞよろしくお願いいたします。

私(占い師):

ありがとうございます!まずはお話ししていただいて、本当にありがとうございます。1991年9月29日生まれで、33歳なんですね。お仕事や人間関係のストレス…それは本当に大変でしたね。心に抱えているものがたくさんあると感じますし、こうして相談しようと一歩踏み出してくださったことが、すでに素晴らしい行動だと思います。四柱推命は、あなたがもともと持っている性格や運勢、そしてこれからの道筋を紐解いていく占いです。私の方でできる限り丁寧にお伝えしていきますので、どうぞリラックスしてお話しくださいね。一緒にこれからのヒントを見つけていきましょう!

命式 女性

年柱 辛未

月柱 丁酉 (月令 辛)

日柱 壬寅

時柱 丁未

空亡 辰巳

大運  0~丁酉、3~12戊戌、13~22己亥、23~32庚子、33~42辛丑、43~52壬寅、53~62癸卯、63~72甲辰

これまで、学んだ来たことから上記の命式の方を初級の命理で占ってみましょう。

①性格

ご本人は、壬の人です。水の五行は、柔軟な発想や行動で理知的な方です。

 壬水は陽の水で大河や海、湖を連想させます。灌漑用水などにも使われ、とても有用です。懐が深い分包容力があり、堂々としている部分があります。一方で、水の底が深ければ、底が見えなくて、他人からは何を考えているかわからない、表に表さないからわかりにくいミステリアスな部分もあります。

秋月に生まれた水です。秋の水は、季節を代表する五行(辛金)に生んでもらい意気盛んです。寒気が一段と厳しさを増す季節に向かっていますが、夏の暑い水がまだまだ熱が残りこの命式は十分に火に温めてもらっています。(正確には中級の格局の判断になります ここでは割愛します)ですから、火はもう十分です。

日柱を見ますと、壬寅ですから、地支は寅になっています。寅は、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の十二支を植物の消長過程で見てみると、寅は新芽を地上に出すために、負けず嫌いですが、精神的にはデリケートです。

また、日干の壬水を補佐する時干、月干には丁がいます。丁は、正財ですから、サラリーなどコツコツと蓄財していくようなイメージで、まじめで無駄を嫌い、融通が利かない部分があると読み取れます。

まとめるとこの方の性格は、発想力が豊かで、頭がいいです。懐が深く、包容力があるのですが、底が見えなくて、他人からは何を考えているかわからないため、周りからの協力が得ることが遅れがちになってしまいます。持前の負けず嫌いと融通がきかない面から、メンタル的に少し不安定な時期が続きます。自分でも何とか乗り越えようとしているのですが、心の中に迷いがあって、人間関係のストレスが積み重なる時期が出てくると思われます。

②運勢

大まかに、ここでは、初級者のおおざっぱな見方で年柱、月柱、日柱、時柱をブロックに分け見てみます。先ほど、この命式ではもう火が十分と判断しています。

命式の主人公は、水です。水を生じて強める金は良いものと判断しています。

 水・・・自分、自分を助けるもの

 金・・・自分を生じてくれるもの

 いつも、良いものの判断の時には、自分、自分を助けてくれるもの・・・比劫(比肩と劫財)と印星(印綬と偏印)はセットで考え比劫、印星が良いと判断すれば、反対となる食傷(食神、傷官)、財星(正財、偏財)と官殺(正官、七殺)を一時判断として悪いものと考え、この命式では水と金が良いものとして判断します。そして、火が命式には少し抑えてほしいものとなります。

 良いものを金、水としました。自分を強める作用のものが良いことになりますので、抑えてほしいものは、第一段階の検討結果としては木、火、土になります。

ただし、木と土は、図で見ると仲の悪いもので一方を命式中で悪い(抑えてほしい)ものと判断すれば、他方は良いものと判断して良いです。

さて、年柱の時代は、18歳~20歳と見ます。辛金が日干壬水を生じて、この辛金は日干(本人にとって)良い作用をしています。20歳までは比較的良い運でしょう。

月柱の時代は、19歳(20歳)から38歳前後と見ます。丁は壬水に、剋して抑えた方がbetterですね。ご本人にとっては、我慢の時期になります。

38歳(40歳)から60歳前後はご自身の柱となります。壬寅の柱です。日柱の時代ですから、まさにこれまでの人生の集大成となります。日干の壬水は、自分です。自分、自分を助けてくれるもの、自分を生じてくれるものを良いものと判断していますので、基本的には吉運です。でも、寅ってどうでしょうか。自分を漏らしてしまいますね。ですから、運を判断するには、壬水が受けるもの。寅の受けるものを考えていく必要があります。ここでは、ざっくり寅は抑えておいた方がよいものですので、壬水の吉+、寅の凶-で、吉凶両方と判断で良いです。

まとめますと、10代は大まかに吉運です。社会に出られて苦労しますが、30代中ごろから徐々に運勢は上向き中年で良い時悪い時合わせて考えてみれば20代は人生の経験、人生の勉強となったと考えるべきです。

実際の鑑定では、

大運  0~丁酉、3~12戊戌、13~22己亥、23~32庚子、33~42辛丑、43~52壬寅、53~62癸卯、63~72甲辰と、それぞれの干支の効用を見ていきます。そして、毎年の年にやってくる年干支(流年)を見ていきます。

tarottowoする子

③これからの道筋

さて、この方は、ご結婚されるのでしょうか。鑑定当時33歳

基本的には、結婚適齢期を過ぎていますので、むつかしい判断となります。1点の光を道筋にご相談者の方には、前向きな判断をお答えしたいと思います。ですから、

官殺が、女性の命式にとって男性となります。官殺は、この命式では、時支に未の七殺があります。しかし、18歳までの若い時期に出現していることから、日本の今の社会情勢では結婚することはありません。彼氏はできても結婚はないのです。よって若い時期での結婚は可能性としてはありません。

若い時期にないということは、適齢期を過ぎるということです。よって、この命式の方を鑑定した当時33歳でまだご結婚されていないのも納得です。では、この方は結婚できるのでしょうか。答えはできます。実際には、大運、流年、天干、地支との絡みで高度な判断をしますがここでは、ざっくりと判断します。時支に未があり、その未が力を発揮する流年です。大運では好ましい運が来ていませんが、流年では、2028年に戊戌運が到来します。(翌年も己亥で土の五行が現れますが、日干の本人を表す壬水との己土濁壬で不適合となります)この運は、土の運で結婚に向いています。

ただし、この方は、

 ①周りからの協力が得ることが遅れがち

 ②持前の負けず嫌いと融通がきかない面がある

 ③メンタル的に少し不安定な時期が続く

 ご自身で何とか①②③の性格の欠点を乗り越えようとしているのですが、ご結婚をされるにはマイナス要素となります。今回の鑑定時期が2024年で、ご結婚の予測が2028年となります。この期間に上記の欠点を少しでも改善するが、これからの道筋となると推断されます。改善の方法は、いろいろとあると思いますが、例えば料理の得意な人であれば、食べ物で一工夫が良いですね。丁を弱くする穏やかな方法としては、土の五行を用いることです。レンコンや、ゴボウなど土の五行に関連する根野菜をしっかり調理して自分に取り入れることで悪い時期の改善に努めましょう。

いかがでしたでしょうか?今回の命式を通じて、四柱推命の基本的な読み方に少しでも触れていただけたでしょうか。命式の中には、その人の性格や運勢、人生の流れが丁寧に隠されています。それを一つ一つ紐解くことで、新たな発見や深い理解に繋がります。

これを機に、命式を読み解く力が少しずつ身につき、次の鑑定ではより深く分析できるようになることを願っています。「命式を通じて何が見えたか」「どの要素が重要だと思ったか」を振り返ることで、学びがさらに深まるはずです。

これからも一歩ずつ、四柱推命の世界を探求していきましょう。次のステップでまた新しい発見が待っています!

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