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九星気学:本命星・月命星・日命星の計算方法の理解

kyuuseimotomekata 九星気学
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九星気学の基本的な計算方法を学ぶことができます。特に、本命星、月命星、日命星の求め方について詳しく説明されています。


この記事はこんな人におすすめです。
本命星は生まれた年により、月命星は生まれた月により、日命星は生まれた日により決まります。本命星と月命星は比較的簡単に計算できますが、日命星の計算は複雑で専門的な知識が必要です。
この記事は日命星の求め方にも言及していますので向上心のある方におすすめです。

九星の求め方

・生年月日の要素

まず、九星気学の九星を計算するために、生年月日の要素を把握します。

西暦の生年月日を元に計算します。

例えば、説明のために「1990年3月15日生まれ」とします。
 

年家九星 (本命星)

本命星を西暦から確認する場合は、生まれた年の4桁を足して10以下の数字にします。11からその数を引いて、出てきた数字が本命星になります。

例えば、1990年の場合、この年の要素を「本命星」と呼びます。本命星は1から9までの数字になります。この例では西暦の数字4つをそれぞれ足し算する(例:1990年生まれ→1+9+9+0=19)

計算した数字の十の位と一の位の数字を足す(例:19→1+9=10)

さらに11という数字から、求めたその数字を引いてください。(例:10→10-11=-1→1)本命星は一白水星となります。

注意:九星気学では、一年の切り替わりは「立春」となります。

1月1日〜2月3日生まれの方は節入り前の生まれですので前年度でみてください。

正しい節入り日は毎年チェックが必要です。

巻末付録の各年の1月から12月までの月ごとの節入り時刻か万年歴で確認してください。

また、上記の計算をしなくても、早見表から求めることもできます。

年家九星の早見表

一白水星二黒土星三碧木星四緑木星五黄土星六白金星七赤金星八白土星九紫火星
昭和2年1927年昭和元年1926年       
昭和11年1936年昭和10年1935年昭和9年1934年昭和8年1933年昭和7年1932年昭和6年1931年昭和5年1930年昭和4年1929年昭和3年1928年
昭和20年1945年昭和19年1944年昭和18年1943年昭和17年1942年昭和16年1941年昭和15年1940年昭和14年1939年昭和13年1938年昭和12年1937年
昭和29年1954年昭和28年1953年昭和27年1952年昭和26年1951年昭和25年1950年昭和24年1949年昭和23年1948年昭和22年1947年昭和21年1946年
昭和38年1963年昭和37年1962年昭和36年1961年昭和35年1960年昭和34年1959年昭和33年1958年昭和32年1957年昭和31年1956年昭和30年1955年
昭和47年1972年昭和46年1971年昭和45年1970年昭和44年1969年昭和43年1968年昭和42年1967年昭和41年1966年昭和40年1965年昭和39年1964年
昭和56年1981年昭和55年1980年昭和54年1979年昭和53年1978年昭和52年1977年昭和51年1976年昭和50年1975年昭和49年1974年昭和48年1973年
平成2年1990年平成元年1989年昭和63年1988年昭和62年1987年昭和61年1986年昭和60年1985年昭和59年1984年昭和58年1983年昭和57年1982年
平成11年1999年平成10年1998年平成9年1997年平成8年1996年平成7年1995年平成6年1994年平成5年1993年平成4年1992年平成3年1991年
平成20年2008年平成19年2007年平成18年2006年平成17年2005年平成16年2004年平成15年2003年平成14年2002年平成13年2001年平成12年2000年
平成29年2017年平成28年2016年平成27年2015年平成26年2014年平成25年2013年平成24年2012年平成23年2011年平成22年2010年平成21年2009年
令和8年2026年令和7年2025年令和6年2024年令和5年2023年令和4年2022年令和3年2021年令和2年2020年令和元年2019年平成30年2018年
令和17年2035年令和16年2034年令和15年2033年令和14年2032年令和13年2031年令和12年2030年令和11年2029年令和10年2028年令和9年2027年

月家九星 (月命星)

同じ生まれ月でも、本命星が違えば月命星も変わります。また、各月の「節変わり」には注意が必要です。「節変わり」とは毎月の月初(4日~8日)にある節入り前後いわゆる月の変わり目のことです。月の変わり目の日以前に生まれた人は、その月の生まれ星は「前月生まれ」となります。例えば、8月1日生まれの人は、節分前に生まれているので、7月生まれとみなされます。4日前後から8日前後に生まれた人は、自分が生まれた月の節分がいつになるかを調べる必要があります。(4~8日生まれの方はご注意ください。)


月家九星の早見表

生まれ本命星が、一白水星、四緑木星、七赤金星の方本命星が、二黒土星、五黄土星、八白土星の方本命星が、三碧木星、六白金星、九紫火星の方
2月(2/4~3/5前後)八白土星二黒土星五黄土星
3月(3/6~4/4前後)七赤金星一白水星四緑木星
4月(4/5〜5/5前後)六白金星九紫火星三碧木星
5月(5/6〜6/5前後)五黄土星八白土星二黒土星
6月(6/6~7/6前後)四緑木星七赤金星一白水星
7月(7/7〜8/7前後)三碧木星六白金星九紫火星
8月(8/8〜9/7前後)二黒土星五黄土星八白土星
9月(9/8〜10/8前後)一白水星四緑木星七赤金星
10月(10/9〜11/7前後)九紫火星三碧木星六白金星
11月(11/8〜12/6前後)八白土星二黒土星五黄土星
12月(12/7〜1/5前後)七赤金星一白水星四緑木星
1月(1/6〜2/3前後)六白金星九紫火星三碧木星


上記の表の通りですが、実は本命星ほど早く計算するのは難しいかもしれませんが、月命星も計算できます。

あなたの本命星が一白水星、四緑木星、七赤金星の場合

あなたの本命星が一白水星、四緑木星、七赤金星の場合は19から生まれた月を引く

5月生まれなら、10-5=5ですから、月命星は五黄土星です。

※ ただし、1月生まれの人は、12を足して13月として計算する必要があります。

あなたの本命星が二黒土星、五黄土星、八白土星の場合

あなたの本命星が二黒土星、五黄土星、八白土星の場合は、13から生まれた月を引く

5月生まれなら、13-5=8で、月命星は八白土星となります。

あなたの本命星が三碧木星、六白金星、九紫火星の場合

あなたの本命星が三碧木星、六白金星、九紫火星の場合は16から生まれた月を引く

5月生まれなら、16-5=11 11を一桁にしたいので、1+1=2

したがって、月命星は二黒土星となります。

本命星によってキーナンバーが変わるので、慣れが必要です

なお、1月1日から1月の節入り日までに生まれた方は前年12月で見てください。

日家九星 (日命星)

九星気学における日盤や時盤の計算は複雑で、本命星や月命星の計算とは異なり、専門的な知識が必要です。

陰遁(いんとん)と陽遁(ようとん)

年盤と月盤は中央になる九星が下記のように数字を減らして九星が動いていく、陰遁(いんとん)という動き方をします。

・9(九紫火星)→8(八白土星)→7(七赤金星)→6(六白金星)

日盤では、この陰遁に加え下記のように数字を増やしていく陽遁(ようとん)という動き方もあります。

・1(一白水星)→2(二黒土星)→3(三碧木星)→4(四緑木星)

簡単に言い換えると

・冬至に最も近い甲子の日を切替日として、一白から陽遁を開始する。

・夏至に最も近い甲子の日を切替日として、九紫から陰遁を開始する。

日盤では、それぞれの運勢を180日ずつ動いていきます。

合わせて360日ですが、正確には1年は365.242日のため、更にこれを補正されるために「九星の閏(うるう)」が存在します。

1年は365日ですが、厳密には1年は365.242日です。したがって4年に1度、閏年として2月を調整しているのです。このため、日盤の計算方法は非常に複雑になることがあります。基本的に九星気学では本命星と月命星を鑑定に使用します。しかし、幼少期の性格を探求したり、より深く掘り下げたり、日々の運勢を詳しく知りたい場合には、日盤と時盤を使用することもあります。日盤と時盤は、より詳細な鑑定や特定の方向性を把握するのに役立ちます。その際には、万年暦を活用して計算する方法で導き出すことが可能です。

日盤についての計算

ここでは、日盤について、掘り下げてその計算を示します。なお、nobmlの日記さんの記事を参考にさせていただいております。

日家九星の求め方

先に説明した九星の閏は、九星の閏での陽遁・陰遁は下記の規則に従って切り替わります。

・冬至または前後1日に甲午がある場合甲午の日を切替日として七赤から陽遁を開始

・夏至または前後1日に甲午がある場合甲午の日を切替日として三碧から陰遁を開始

例えば、2008年の場合は、2007年から2009年まで求めることになります。

年の干支を出す

西暦から年の干支を簡単に求める方法があります。それは「西暦年から3を引いて、

その数を60で割った余りを求める。その余りが年干支の番号に対応する」というものです。

干支の出し方については、別の記事で述べていますので参考にしてください。

年の干支を出すポイント

ここで、知っておきたいことは干支の巡りです。干支には番号が割り当てられています(表を参照)。これらの番号に従って干支が順番に巡ります。始まりは1番の「甲子」で、次は2番の「乙丑」となります。そして、最後に60番の「癸亥」まで巡ったら、再び「甲子」に戻ります。下表に示すように、60日で一巡する形となりますので、甲子から順に 00〜59 の値を参照してください。2008年の場合2008年 – 3 = 2005と計算し、2005を60で割ると余りは25になります。

下の表を使って25番の干支を探すと、【戊子】が見つかります。これが最初に知るべき年の干支です。

なお、余りが0の場合は60としてください。

ただし、この方法では年の干支を誤る可能性があることに注意が必要です。その理由は、干支の暦が「立春」の切り替わりに基づいているためです。毎年、立春は2月4日前後に訪れます。したがって、1月の場合、上記の計算からさらに1を引く必要があります。

したがって、2008年の場合でも、立春の前の場合、年柱は【丁亥】になります。

なお、立春の日付と時刻は毎年変動するため、その年の立春を確認する必要があります。

巻末の各年の1月から12月までの月ごとの節入り時刻で、日にちや時刻前か時刻後かを正確に調べてください。また、夏至や冬至の日はその年のカレンダーに記されていますのでそちらを参考にするようにしてください(下の記述を参考に計算で出すことができます)

・夏至の算出式(求める年【 西暦年 】の6月の日にち)

 =int( 22.2747 + 0.24162603 * ( 西暦年 – 1900 ) – int( ( 西暦年 – 1900 ) / 4 ) )

・冬至の算出式(求める年【 西暦年 】の12月の日にち)

 =int( 22.6587 + 0.24274049 * ( 西暦年 – 1900 ) – int( ( 西暦年 – 1900 ) / 4 ) )

 数式の中の【 西暦年 】に求める西暦年を入れて計算してください。

※ intは、エクセル等の表計算ソフトの数値を整数で表示させたいときに使う関数

夏至・冬至の日付
 2007夏2007冬2008夏2008冬2009夏2009冬
夏至・冬至の日付2007/06/222007/12/222008/06/212008/12/212009/06/212009/12/22

次に、上記で求めた夏至・冬至の日の干支を、計算により求めます。

日干支の出し方
手順1:

まず、巻末の日干支の出し方 年干と求めたい日から導く数字一覧から、生まれ年と生まれ月が交差している数字を見つけてください。

手順2:

見つけた数字に、生まれた日を足してください。ただし、この計算結果が61以上の場合は、60を引いてください。

手順3:

手順2で求めた数字を先に示した表から探してください。この数字に対応する干支が日干支となります。

日干の番号
 2007夏2007冬2008夏2008冬2009夏2009冬
夏至・冬至の日付2007/06/222007/12/222008/06/212008/12/212009/06/212009/12/22
日の干支 【日干】の番号丁亥 (24)庚寅 (27)壬辰 (29)乙未 (32)丁酉 (34)辛丑 (38)

すなわち、夏至・冬至の日の干支 (日干)から、切替日は次のように求めることができます。

陽遁・陰遁の切替日の日付を求める
九星は、

 ・冬から夏:「一白→二黒→……→九紫→一白→……」と昇順に並ぶ「陽遁」(180日)

 ・夏から冬:「九紫→八白→……→一白→九紫→……」と降順に並ぶ「陰遁」(180日) になります。

陽遁・陰遁は、下記の規則に従って切り替わります。

 ・冬至に最も近い甲子の日を切替日として、一白から陽遁を開始する。

 ・夏至に最も近い甲子の日を切替日として、九紫から陰遁を開始する。

ただ、上記の規則で陽遁・陰遁を繰り返していくと、陽遁・陰遁が合わせて360日である一方、1年は約365.2422日ですから、次第にズレが大きくなり、夏至・冬至に最も近い甲子の日が切替日ではなくなってしまいます。そこで、11年〜12年の一度の割合で、陽遁・陰遁の期間を30日ずつ延長して、ズレを調整しています。この延長された期間 (60日) を「九星の閏」と呼びます。

九星の閏での陽遁・陰遁は、下記の規則に従って切り替わります。

冬至または前後1日に甲午がある場合、甲午の日を切替日として七赤から陽遁を開始する。

夏至または前後1日に甲午がある場合、甲午の日を切替日として三碧から陰遁を開始する。

すなわち、夏至・冬至の日の干支 【日干】の番号から、切替日は次のように求めることができます。

・「甲子 (1)」から「壬辰 (29)」なら

  直前の甲子の日 (夏至・冬至の 【日干】の番号 日前)

・「丙申 (33)」から「癸亥 (60)」なら

  直後の甲子の日 (夏至・冬至の (61 – 【日干】の番号) 日後)

・「癸巳 (30)」から「乙未 (32)」なら

  最も近い甲午の日 (夏至・冬至の (31 – 【日干】の番号) 日後)

切り替え日の日付と日干支、九星
 2007夏2007冬2008夏2008冬2009夏2009冬
夏至・冬至の日付2007/06/222007/12/222008/06/212008/12/212009/06/212009/12/22
日干支丁亥 (24)庚寅 (27)壬辰 (29)乙未 (32)丁酉 (34)辛丑 (38)
切替日の日付2007/05/302007/11/262008/05/242008/12/202009/07/182010/01/14
切替日の日干支 甲子 (1)甲子 (1)甲子 (1)甲午 (31)甲子 (1)甲子 (1)
切替日の九星九紫 (陰遁)一白 (陽遁)九紫 (陰遁)七赤 (陽遁)九紫 (陰遁)一白 (陽遁)

2008年12月31日の九星ですが、上記の表より、2008年12月20日を切替日として、七赤から陽遁を開始していることになりますので、九紫火星と求まります。

それでは、1990年3月15日の例題で確認してみましょう。

1990年3月15日の例
2007夏2007冬2008夏2008冬2009夏2009冬
夏至・冬至の日付1989/06/211989/12/221990/06/221990/12/221991/06/221991/12/22
日干支壬子 (49)丙辰 (53)戊午 (55)辛酉 (58)癸亥 (60)丙寅 (3)
切替日の日付1989/07/31989/12/301990/06/281990/12/251991/06/231991/12/20
切替日の日干支 甲子 (1)甲子 (1)甲子 (1)甲子 (1)甲子 (1)甲子 (1)
切替日の九星九紫 (陰遁)一白 (陽遁)九紫 (陰遁)一白 (陽遁)九紫 (陰遁)一白 (陽遁)

概ね上記の計算で九星を求めることができるのですが、九星の閏を見逃している場合や九星の閏を余分に置いている場合は、九星の閏の配置を調整しなければならないこともあります。向学心にあるれる勉強熱心な方については詳細を専門書で勉強されることをお勧めします。

いかがでしたでしょうか。




九星気学において、本命星、月命星、日命星を計算する方法を紹介しました。本命星は生まれた年から、月命星は生まれた月から、そして日命星は特殊な計算法で求めました。さらに、夏至と冬至の日を基準にした陽遁と陰遁の切替日を使って九星の配置を把握できましたね。計算は複雑ですが、具体的な例を交えながら解説しわかりやすかったのではないでしょうか。
 
本命星、月命星、日命星の違いやその計算方法を把握することで、より深く自己理解が可能です。夏至と冬至を基準にした陽遁と陰遁の切替日を用いることで、九星の配置がどのように変わるかも理解できます。ただし、計算は緻密で、九星の閏を見逃したり余分に置いた場合は注意が必要です。興味深い習得法であり、向学心に富んだ方には専門書での学習もおすすめです。

巻末付録

 日干支の出し方 年干と求めたい日から導く数字一覧 

各年の1月から12月までの月ごとの節入り時刻

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