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初めて学ぶ易経 【六十四卦】

易経3六十四卦(eki-kyo 64-ke) 易経

今回は、それぞれの卦と爻に込められた意味について勉強したいと思います。
以下に説明します。

この記事はこんな人におすすめです。
易経を学び始めてまだ日が浅い人。
64卦の言葉は聞いたことがあるけれど、どんな意味かまだ分からない人におすすめです。

64卦をより簡単に、占いで実践的に使いたい方は、この記事も参考にしてください。


64卦目次

1.乾為天 (けんいてん):「乾為天」は強力な天のパワーを意味し、成功と運気上昇を予示。厳しい試練も含まれ、努力と謙虚が重要。積極的な行動、目標の設定が必要で、周囲との信頼築き成功への鍵。

10.天沢履(てんたくり):
「天沢履」は年齢差のある関係を示し、危険やリスクを伴うが、礼儀を忘れずに行動すれば好転の可能性。敬意を持ち、謙虚な態度がトラブル回避の鍵。不倫や年齢差の恋愛も暗示。ありえないと拒絶せず、前向きな受け入れが大切。

13.天下同人 (てんかどうじん):
「天火同人」は志を共有する仲間を大切にし、団体行動が運気を高める。公正で明るい態度が重要。協力して目標に向かうと良い結果が期待される。方向性が違う相手との調和が難しいが、説得の機会も。複数での活動が吉兆で、恋愛においても進展が期待される。

25.天雷无妄 (てんらいむそう):「天雷无妄」はなりゆき任せが賢明。無謀やわがままを避け、澄んだ心で正しい行いを。依存心を捨て、リスクのあることを慎み、安全な選択が重要。運気が改善されるのをじっと待つか、悪い状況から脱するかは状況による。

44.天風姤 (てんぷうこう):「天風姤」は予測できない展開の予感。陰気が強まるため注意が必要。偽情報や根も葉もない噂に惑わされず慎重に行動。発言や行動が重大な結果を生む可能性。異性関係の問題にも注意。気にせず自分を貫けば、モテる可能性も。

6.天水訟(てんすいしょう):
「天水訟」は揉めごとが多い。勝ち気な態度よりも妥協と調和が大切。争いは結局消耗と疲労だけ。無謀な自己主張は避け、一歩引いて譲ることで自身の意見が通る可能性も。負けるが勝ちの運気。

33.天山遯 (てんざんとん):「天山遯」は引き際が重要。運気が弱まりつつあるため早めの撤退が賢明。礼儀を忘れず、不義理を避けることがトラブル回避の鍵。状況の好転を期待せず、潔く身を引くことが重要。円満な結末を迎えるよう心がける。

12.天地否(てんちひ ):天地否(てんちひ)は、気が調和せずまとまりのない状態を示す易卦。衝突を避け、目立たず控えめな態度を取り、トラブルに巻き込まれずに傍観することが賢明。まとまりがない運気から離れ、柔軟に対応し、悪化を防ぐことが大切。

43.沢天夬(たくてんかい):「沢天夬」は大き
な不満を抱えつつも、強行突破は失敗の可能性。状況が好転するのを待ち、冷静な態度が重要。予想外の問題に注意し、適切な行動を取ることでトラブルを避ける。




58.兌為沢(だいたく ):「兌為沢」は喜び溢れ、楽しく過ごせる運気。しかし、苦労を避ける傾向も。快楽に溺れず、バランスを保ちながら遊びや娯楽を楽しむことが大切。楽しい環境での働きや学びが成功への道。

49.沢火革(たっかかく):「沢火革」は小さな変化は凶兆。しかし、正しい選択による大きな変化は吉兆。守りが壊れる可能性あり。転職や離婚など思いきった決断が好転への鍵。変化が起きる状態であり、冷静な判断が必要。

17.沢雷隨(たくらいずい ):「沢雷随」は好機到来。相手のペースに従い、楽しく幸せな関係が築ける。過去の恋愛を清算し、未練を断ち切ることが重要。昔の恋人に引っ張られないように気をつける。秋の季節にはグルメや行楽、運動が適している。

28.沢風大過(たくふうたいか):「沢風大過」はやり過ぎに注意。アンバランスで過剰な行動が失敗を招く可能性。現状を冷静に把握し、適切な対応を心がける。調整が必要な時期で、他人へのおせっかいは慎む。

47.沢水困(たくすいこん):沢水困は、極めて厳しい状況を指し、苦しい時期に直面していることを示します。困難や失敗が重なり、耐え忍ぶしかない時。抵抗よりも黙って忍耐し、運気が変わるのを待つべきです。

31.沢山咸(たくざんかん ):沢山咸は男女の絶妙なバランスを象徴し、恋愛や結婚に最適な状態を表します。思い切って行動すると良い時期で、調和と共感が広がります。仕事や人間関係も好調で、収支も安定。ただし、他人の影響に振り回されないよう注意が必要です。

45.沢地萃(たくちすい):沢地萃は繁栄と人気の時期を示し、商売繁盛が期待されます。ただし、嫉妬やトラブルにも注意が必要。油断は禁物で、慎重に行動し、気を引き締めて隙を作らないようにしましょう。

14.火天大有(かてんたいゆう ):火天大有は輝く太陽のもとで、初心に戻り努力すれば大きな成功が見込まれる卦。活気に満ち、力を発揮するチャンスが訪れるが、過度な行動や調子に乗りすぎには注意が必要。慎重で用心深く、着実な努力が重要。

38.火沢暌(かたくかく):火沢睽は対立や反発を示し、うまく一致することは難しい時期です。人間関係で衝突が増え、コミュニケーションが難しいかもしれません。しかし、敵対意識を持ちながらも、向上する可能性もあります。ストレスためず、受け入れと妥協で調和を図ることが大切です。

30.離為火(りいか):離為火は激しく燃え上がる運気を示し、情熱的な時期です。しかし、短気を起こさず、冷静さを忘れないよう心がける必要があります。感情のコントロールが重要で、即決や争いは避け、冷静な態度で様子を見ることが良い判断を導く鍵です。

21.火雷噬嗑(からいぜいごう):火雷噬嗑は不快な出来事が起こりやすい時期を示し、口に何かが挟まっている状態を象徴します。冷静になり、障害物を取り除く努力が必要です。トラブルや問題に直面しても、真正面から向き合い、障害を乗り越えることで運気が好転する可能性があります。

50.火風鼎(かふうてい):火風鼎は1人よりも3人のバランスが良い時期を示し、各自の特技を生かして協力することで成功が期待されます。計画をじっくり練り、協力し合いながら新しい道を切り開くと良いでしょう。

64.火水未済(かすいびせい):火水未済はまだ挑戦する状態にないことを示し、焦らず慌てず様子を見るべきです。未完成な状態で成功が難しく、計画を練り直す時期です。今はコツコツ努力し、将来に向けた計画を着実に進めることが重要。

56.火山旅(かざんりょ):火山旅は不安定で不透明、不安と向き合う時を指し、落ち着かず孤立しがち。目的が不明確で戸惑いがあります。学びや芸術を通じて成長する時期でもありますが、焦らず1日1日を大切にし、徳のある人から学ぶことが良いとされます。

35.火地晋 (かちしん ):
火地晋は太陽が昇りゆく状態を示し、災難からは遠く安心して前進できる時期。全てが整っており、順調な繁栄やチャンスが訪れます。ただし、ただ待つのではなく積極的な行動と、将来に備えて良好な関係を築くことが大切です。

34.雷天大壮(らいてんたいそう ):雷天大壮は勢いが強すぎる運気を示し、興奮は失敗の要因となります。状況が整っていないときに過度な期待や行動は控え、冷静な判断が重要です。意気盛んながらも慎重に行動し、強引な行動や無理強いを避けましょう。

50.雷沢帰妹(らいたくきまい):火風鼎は1人よりも3人の協力がバランスが良い時期を示し、各自の特技を生かして協力することで成功が期待されます。計画をじっくり練り、協力し合いながら新しい道を切り開くと良いでしょう。

55.雷火豊(らいかほう):雷火豊は幸運に恵まれ、絶好調で注目を浴びる時期を示します。しかし、過度な恵みに満たされることでむなしい気持ちが広がりやすく、衰退の兆しもあると警告しています。感謝と謙虚さを忘れず、実力を養いつつ過ごすことが重要です。

51.震為雷(しんいらい):震為雷は強烈な怒りや衝動を示し、いきなり大胆な行動に出て周囲を驚かせる可能性があります。感情的な波が一時的なものであるため、冷静さを保ちながら対処することが重要です。突発的な出来事や感情の高まりに注意が必要で、怒りをコントロールすることが安全とされています。

32.雷風恒(らいふうこう):雷風恒は変化を求めず、継続が大切な時期を示しています。新たなことを始めるよりも、慣れ親しんだ道を進むことが成功につながるでしょう。目標に向かって着実に進むためには、コツコツとした努力が必要です。安定を重視し、無理な変更や冒険を避けることが良い結果を生むでしょう。

40.雷水解(らいすいかい):雷水解は、行動によって問題から解放され、運気が上昇する時期を示します。これまでの苦労や悩みが報われ、春の雷のように新たな始まりが訪れるでしょう。積極的な行動で目標を達成するチャンスがありますが、気を緩めずに努力を続けることが重要です。成功が期待される一方で、怠けないことが大切です。

62.雷山小過(らいざんしょうか):雷山小過は、自信過剰や高望みが不幸を招く運気を表します。慎ましく身の丈に合った目標を持ち、無理な欲望を抑えることが重要です。現実的な行動と謙虚な態度が成功への近道となります。

16.雷地予(らいちよ):雷地豫は、実行に移すタイミングを示します。計画を着実に進め、怠惰な気持ちに打ち勝って行動すれば、楽しいひとときや成功が待っています。計画の実行を通じて達成感や満足感を味わいましょう。

9.風天小畜(ふうてんしょうちく):風天小畜は、叶いそうで叶わないと感じる瞬間を表します。陰爻が影響を与え、少しだけ進展が滞る状態です。この時期は歯がゆさを感じるかもしれませんが、耐え強く待ち、好転の機会を辛抱強く待つべきです。柔軟で臨機応変な対応が求められ、ストレス管理にも気を配りましょう。

61.風沢中孚(ふうたくちゅうふ):風沢中孚は、すべての鍵は真心にあることを象徴します。従順でありながらも喜びと誠実さが備わり、真心と誠実さが信頼関係を築く基盤となります。この卦が出た場合、深い親子の愛や真の友情を築くチャンスが訪れています。相手に対して心からの愛情を示し、1対1の関係を大切にしましょう。真心を大切にすることで、強固な絆が生まれ、豊かな人間関係が築かれるでしょう。



62.風火家人(ふうかかじん):雷山小過は、陰の気が多い状態を表す卦。口先だけで実力が伴わず、達成が難しい状態。大胆な挑戦は避け、控えめで慎ましい態度が吉。自信過剰や高望みは不幸を招くため、身の丈以上のものを求めず、慎重に行動が求められる。

42.風雷益(ふうらいえき):
風雷益は、協力や思いやりが得られ、充実感があると示す卦。恵まれた状況であり、思いきった挑戦が成功する可能性も。感謝の気持ちを大切にし、好意に対して素直な姿勢を持つことで良い結果が期待できる。光明ある時期で、恋愛関係においても好転が期待される。

9.巽為風(そんいふう ):風天小畜は、期待が高まりながらも叶わない時。陽の動きが止まり、辛抱が必要。状況が好転するのを待ち、柔軟かつ臨機応変に対処することが重要。過度なストレスに注意し、心身の調和を保つことが必要。

59.風水渙(ふうすいかん):風水渙は、抱えた問題が解消する時を示す。悩みや困難から解放され、新しい可能性が広がる。勇気を出して一歩前進すると良い。ただし、現在の安定が崩れる場合もあり、注意が必要。

53.風山漸(ふうざんぜん):風山漸は、ゆっくりなペースで物事が進展する卦。確実に積み重ねていけばキャリアや生活が向上。近道やズルは避け、地道な努力が成功の鍵。対抗心や焦りはせず、自分のペースで進むことが重要。結婚にも好機。問題が解決し、新しい可能性が広がる。

20.風地観(ふうちかん ):風地観は、衰退の卦で表面的な部分に惑わされず、心の目で物事を見ることが重要。不安や悩みがあるなら慌てず、冷静に行動しよう。情報が複雑な時期なので急な決断は避け、流れに身を任せることが賢明。恋愛は自然消滅の可能性あり。礼儀正しく従順な態度で吉を招く。

5.水天需(すいてんじゅ):水天需は、停滞の卦で長い順番待ちの状態を示す。物事が進展しづらいが、慌てず待つことが大切。焦りを感じるかもしれないが、我慢強さが必要。計画を練り、能力向上に努める。タイミングが来れば大きなチャンス到来。冷静に備え、機を待とう。

60.水沢節(すいたくせつ):水沢節は、適度な状態を保つことを教える卦です。「水」が適度でなければならないように、生活も厳しすぎず、甘すぎず、規則正しく整えつつ、無理なくゆとりを持つことが重要です。節制やバランスを保ち、ストレスのない程度で物事を進めましょう。

63.水火既済(すいかきせい):水火既済は完成された状態を示す卦で、欲張らず現状維持に専念すべきと教えています。運気が既に頂点にあるため、怠けず謙虚な態度で努力し、将来に備えることが重要。過剰な欲望は避け、現在の安定を大切にしましょう。

3.水雷屯(すいらいちゅん):水雷屯は、動きたくても行動が制限される状態を示す卦です。焦らず、慌てず、絶好のタイミングを待つことが賢明。現在の苦しい状況も一時的であり、将来に明るい希望が広がることを示唆しています。自力では難しい場合は、他の人に助けを求める柔軟性も大切です。

48.水風井(すいふうせい):
水風井は、価値に気づかないことや見抜けない状態を示す卦です。協力し合い、励まし合うことが重要。コミュニケーションを通じて理解を深め、お互いに存在価値を実感しましょう。感謝や褒め言葉を大切にし、保守的で現状に満足する姿勢が良いとされています。

29.坎為水(かんいすい):坎為水は、何をやってもうまくいかず、苦難が続くことを示す卦です。穴だらけで悪いことが起こる可能性もありますが、逆に他人の苦しみを理解する力を身につける時期でもあります。落胆せず、学ぶ姿勢を持ちながら、過去の期待を捨てることが重要です。困難を克服し、誠実に対応することで成長するチャンスがあります。

39.水山蹇(すいざんけん):水山蹇は非常に困難で停滞する卦。困難な状況では強引な態度よりも諦めと新たな始まりが良い。他者との協力や相談が鍵。素直な心で教えを学び、低姿勢で進むことで道が開ける。

8.水地比(すいちひ):水地比:心と心の触れ合い。手に手を取り協力すれば、目標達成や夢が叶う。しかし、仲が良すぎて恋愛が難しくなることも。積極的な行動が運気向上への鍵。慎重な相手選びと進展を心掛けよ。

26.山天大畜(さんてんたいちく):山天大畜は大きな存在感を持ちながらも蓄えるべき時。積極的に知識や技術を身につけ、外に出てさまざまなことに取り組むことが大切。目立つ時期であり、大きな影響力を持つが、適度な休息も必要。

41.山沢損(さんたくそん):山沢損は損するように見えて得をすること。相手を思いやる態度が好運を引き寄せる。争いを避け、譲り合うことで良い評価や新たな出会いが期待できる。無償の思いやりが大切。

22.山火賁(さんかひ):山火賁は美しいものに触れ、身につけよということ。外見を改善し、上級な場に出向くと吉。ただし、障害も予測される。表面だけでなく内面の充実も意識しよう。

27.山雷頤(さんらいい):山雷頤は、トラブルに注意。発言に用心し、口の災いを防ぐよう気をつけましょう。言葉の失敗や食べ過ぎに注意が必要。くれぐれも奔放な振る舞いは避け、注意深く行動することでトラブルを回避できる。他者の口車にも惑わされず、冷静に判断することが重要。

18.山風蠱(さんぷうこ):
山風蠱は、放置すると状況が悪化する卦。早急に対処が必要。腐るという象徴的な意味から、問題が積み重なる可能性あり。風通しが悪く、誤解が生じやすい。思い切った決断や新たな始まりが必要。適切な行動で最悪の事態を回避できる。勇気を持って行動することが重要。

4.山水蒙(さんすいもう):山水蒙は、迷いに迷うときを象徴。分別がつかず不安な状態。無理な動きは悪化招く。信頼できる師に導かれると道が開ける。専門家や学びを求め、無謀な行動は避ける。他者や知識からの導きが必要。遠回りせず、的確な助言や学びが成功への近道。頼れる存在に支えを求めることで運気向上。

52.艮為山(ごんいさん):艮為山は我慢が吉兆。不動の意味で、安易な変化は避ける。欲張らず、今の状態に感謝し精進。他者との比較や対抗意識は避け、謙虚な態度が良い。運気が協力を難しくする時期なので、対立回避や妥協が重要。意地を張らず、穏やかな態度で物事を進めることが成功への近道。

23.山地剥(さんちはく):山地剥は足元が崩れ、困難な局面。しかし、弱点を補い、歯を食いしばり耐えれば克服できる。秘密や経済的な困難があっても、着実に改善すれば成功。困難な状況を機に自己成長や節約計画に取り組むことが重要。冷静な対応と努力で乗り越えられる時期。

11.地天泰(ちてんたい):地天泰は嵐が過ぎ去り、穏やかで安定した状態に到来。感謝の気持ちを忘れず、幸福に満ち溢れる。ハーモニーが生まれ、新しい始まりに適した時。良い仲間や相愛の関係が築かれ、悩みから解放。しかし、驕らず謙虚でいることが重要。幸せを分かち合い、嫉妬に注意。感謝の心を持ちながら平穏に過ごすことが吉。

19.地沢臨(ちたくりん):地沢臨は盛り上がる運気。母娘のような温かな関係で心地よさを感じさせる。臨機応変に対応し、柔軟性を持てば喜びを得られる。しかし、陰陽のバランスが変わり、順調な運気が一時的なもの。油断なく、変化を敏感に感じ取り、上手に対処することが重要。穏やかで幸せな日々を大切にし、変化に対して柔軟かつ慎重に適応することが吉。

36.地火明夷(ちかめいい):地火明夷は運気が低迷し、トラブルが多発する卦。強気に出ると危険であり、目立たず裏方にまわり、辛抱強く待つことが重要。夜のような暗闇にあり、見通しが悪い。慎重な行動が必要で、急がずに悪い状況をしのぐべき。しかし、この状態は永遠に続かず、太陽が昇れば徐々に改善される。静かに我慢し、時を待つことが重要だとされている。


24.地雷復(ちらいふく):地雷復は厳しい冬を経て回復が始まり、春の訪れを感じさせる卦。変化が予感され、新しい始まりが近づいている。運気は向上傾向だが、まだ実行の時期ではない。前向きな思考とやる気が湧くが、油断は禁物。慎重かつ計画的な行動が成功への鍵。

46.地風升(ちふううしょう):地風升(ちふうしょう)は成長の象徴。地中で芽吹く木を表し、徐々に大きくなる過程を暗示する。成功への道は開けているが、即座な成果は期待できない。肩の力を抜き、着実に目標に向かって進むことが大切。一歩ずつ着実に進む姿勢が将来的な成功につながる。

7.地水師(ちすいし):地水師(ちすいし)は争いや険しさを象徴し、大衆が戦っている状態を表す。重大な責任や問題が絶えず、恋愛においても困難が予測される。周囲の協力を得て、尊敬すべき存在の助言を求めれば道が開ける。協力と協調性が重要であり、孤立を避けることが成功の鍵となる。

15.地山謙(ちざんけん):地山謙(ちざんけん)は謙虚さの重要性を教える卦。欲張らず謙虚でいれば運気が向上。男性は謙虚な態度が人気を呼び、女性は競争が激しいなかで謙虚であることが重要。感謝を忘れず、謙虚な態度で願い事が叶う可能性がある。ただし、謙虚であることと卑屈になることは異なり、自虐的な態度は避けるべき。

2.坤為地(こんいち):坤為地(こんいち)は、大地を象徴し、素直で従順な態度を示唆する卦です。受け身で控えめな姿勢を持ち、迷いが生じる時期には賢明な指導者や尊敬すべき存在の導きに従うことが大切です。攻めるよりも守り、現状を維持し、しっかりと基礎を築くことが重要。尊敬できる相手との出会いも大切で、良い導きによって運気が向上する可能性があります。

64卦の意味

1.乾為天 (けんいてん)

項目意味
卦辞乾とは天を意味し乾為天は「乾(三)」の卦が2つ合わさって出来た大成卦となるため、これ以上ないくらい力強く盛んな勢い。事物のスタートや大きさそして「天の気が隅々まで行き渡ること」
象伝乾為天は「力強く盛んな勢いに全てを任せるのではなく、仁礼義智を尊んで歩め」の意味強力、剛健、充実を表すが、強さがマイナスになることも暗示。暴走の一途を辿る可能性を暗示。
初校初爻ではまだ運気に恵まれまず。実力があっても、結果を出すには至らない準備が大切。
二爻充実した運気。努力が実を結び、次に繋がる一歩に恵まれます。人間関係を広げると◎
三爻なかなか運気が上がらない。物事が前進せず。しかし手を抜くこともNG。地道な努力が必要。
四爻運気上昇の中にある。もう少しで達成。迷いや溺れがないよう、堅実な歩みが重要。
五爻運気が最盛を迎えている。目的の達成や大願成就。区切りをつけ、次に向けて動くのにも良い。
上爻著しく衰退の運気。限界を感じ、自分の不足を知る。立ち止まりや、見切りには適している。
1.乾為天

10.天沢履(てんたくり)

項目意味
卦辞「履」とは踏むこと。虎の尾をふくこと。あくまでも象徴で、危険を感じるような場面がある。丁寧な態度を心がけヒヤリと感じるようなシーンでも落ち着いた対処で思い通りの展開が望める
象伝虎とは、当事者が苦手とするもの全般。その「虎」が人であるなら、時にはご機嫌取りも必要。ダメだと感じた時には逃げの一手を打つことも大事。危険なものとの対峙で無理は未来に響く。
初校周りを意識せず、普段通りに振る舞っていれば吉運。反面、相手の顔色を窺うと上手くいかない。
二爻誘惑を退け、これまで通りを守ること。謙虚に大きな発展を望まなければ、失敗はない。
三爻大丈夫と無鉄砲なことをすると、これ以上ない失敗をする。手の届く範囲のことを丁寧にせよ。
四爻ミスが生まれやすく間違いをした場合は適切なフォローが必要。大事に至らないが気を抜くな。
五爻好調子で進むが人間関係にヒビが入りやすい。周りは不満を抱えている。勝手なことはするな。
上爻今までの振る舞いに相応しい結果が導かれる。良い結果であっても、反省の時間をとること。
10 天沢離

13.天下同人 (てんかどうじん)

項目意味
卦辞「同人」は同じ志を持った者の意味。そんな者たちを束ねられれば、大きな川だって渡れる。つまり、簡単にはいかないようなことも成し遂げられる。勢に対して平等に接していくべき。
象伝身近な人と寄り集まって一つのことをなすべきと促す卦。協力し合えば、容易く成し遂げられる。異なる思想を持つ人々に対しては排他的になりがちだということも暗に示。
初校新しいことを始めると吉。人との出会いを大事にするとさらに素晴らしい運命が訪れる。
二爻視野が狭くなり答えが見えなくなる。多くの人の考えに触れ未来への道を見通すこと。
三爻物事への関心が増す一方で、不必要なことに興味がでる。今しなければいけないのか考えること。
四爻煩わしいことからは手を引け。少しでも「面倒だ」と感じたなら、今すべきではないこと。
五爻上手くいかないことでも、じっくり取り組むことで希望が見える。邪魔が入ってもめげないこと。
上爻誰かの世話を焼かない。好きに動いても問題ないため、人の顔色を見ずに自分の考えで行動。
13 天下同人 

25.天雷无妄 (てんらいむそう)

項目意味
卦辞「无妄」とは計画を持たないこと。つまり、流れに身を任せるという意味。「天雷」とは天の下に雷が鳴り響く様子。然がます。ます活気づきます。大いなる恵みがあるとき。
象伝予想しなかった運命が訪れるときによく導かれる卦。その運命が良いものかは当事者の心次第なお、ベストな行動の基準は「それが自然かどうか?」。辛いことがあれば強がるべきではない。
初校特に悩むこともなくあるがままに振る舞える。何も考えずに進めば理想の運命にも近づける。
二爻無欲であり、かつしっかりと努力すれば幸運。ただし楽をすれば、その幸運を遠ざける結果。
三爻誤解が生じやすい。勘違いされるようなことは控えよ。細かな確認を心がけることも大事。
四爻今までと違うことは控えよ。普段通りにしていればそれで十分に幸運を引き寄せられる。
五爻どっしりと構えれば不運をはねのけられる。不安な出来事は放置。そのうち勝手に収まりる。
上爻考えず行動して良い時期が終わる。むやみに動くのは避け、じっくりと今後の計画を立てること。
25 天雷无妄 

44.天風姤 (てんぷうこう)

項目意味
卦辞「妬」とは偶然の出会いのこと。五つの陽爻に一つの陰爻が巡り会うという卦初爻が陰となっていることから、次第に陰の気が増し、陽の気が衰えると見る。
象伝満たされた状況に影が差すという卦。必ずしも女性にまつわるものとは限りらない。不安要素が顔をのぞかせるイメージ。状況を見直し、未来に影を落とそうとしている物を確かめること。
初校問題が起こり始める。早めに手を打ち被害拡大を阻止せよ。不穏な人物には今のうち釘をさせ。
二爻ちょっと嬉しいことが起こるが、誰にも自慢してはダメ。今後の計画も口外は無用。喋れば台無。
三爻やろうとしていたことは失敗で厄介事に巻き込まれなくなる。。現状はこれがベスト。
四爻手元にあった大事なものがいつの間にかない。無理に取り戻せばいっそう損する。諦めるのが吉
五爻思わぬ幸運に恵まれる。未来に繋がるので、細心の注意で大切にすること。今後の飛躍も望める。
上爻頑固では思うよう前進できない。孤独時間が増える。発展を望むなら、様々な考ええお理解せよ。
44 天風姤 

6.天水訟(てんすいしょう)

項目意味
卦辞「訟」とは「訴訟」を意味する。ただ、自分が正義だと思っても、争い事はな避けるべきこともし衝突を恐れて中断すれば吉となるでしょう。しかしやり遂げてしまっては凶。
象伝もし既に衝突が生まれてしまっているのであれば、和解は簡単ではないと判断した方が良い。大事に発展する前に、手を引くようにすべき。(平和的な解決を目指し、我を通すことは避ける)
初校特に悩むこともなくあるがままに振る舞える。何も考えずに進めば理想の運命にも近づける。
二爻損な役回りになりやすいが、腹を立ててはダメ。小さなダメージを受け入れ痛手を避けられる。
三爻ネガティブを口にすると、争いの火種となる。マイナス意見は胸に留めておくのがベスト。
四爻現状維持で厄介事を回避できる。大変な展開になりそうなときは、やろうとしていたことを中止。
五爻新しいことをしようとすると面倒な展開になる。斬新なアイディアはどれも却下した方が良い。
上爻何かに向かって頑張ると報われやすい。今後の準備期間だと考えると吉運に恵まれる。
6 天水訟

33.天山遯 (てんざんとん)

項目意味
卦辞乾為天が、じわじわと下から陰の爻に侵食され、ついには危ういところまで来てしまった卦。「遯」とは逃げることであり、つまり目の前に困難が迫っているのですぐに撤退すべきだ。
象伝問題がないように見えても下手に立ち向かってはいけない。いくら天でも、もう退くしかない。かしながらこんな状況であっても逃げることで救われるというのだからまだ希望はある。
初校危ない状況から逃げ切れない。もう逃走が難しいようであれば、自分を守るしかない。
二爻逃げる必要はないと判断しやすいが、このままでは命取り。危機管理が甘いので、状況を見直せ。
三爻情に引っ張られて逃げ遅れてしまう。誰がなんと言おうと逃走せよ。自分を優先すること。
四爻手放しがたいことが危険にさらされる。できることは何もない。一度諦めれば、未来に繋がる。
五爻逃げやすい状況ができた。抱えている厄介事は誰かに任せよ。手を貸してくれる人が身近にいる。
上爻問題が自然となくなる。安心できる時期が訪れる。これからは好きなことをしても大丈夫。
33 天山遯

12.天地否(てんちひ )

項目意味
卦辞「否」とは塞がるという意味。どれだけ実力を発揮しようとしたとしても思うようにいかない。実力のない者たちの勢いが盛んだから。無理をするのは好ましくない。
象伝正しいことをしようとしても上手くいかない。当たり前のことすらままならなくなる。目の前に道はありませんので、回り道をして目的地に行き着く方法を探してみること。
初校不穏の種が芽吹き始める。これまでのやり方が通じなければ対策を練り。美味しい話は断るべき。
二爻出る杭になれば即座に打たれる。目立った行動は慎み、未来に備え不運に耐えましょう。
三爻誘惑に負けがち。その場しのぎの手段に頼ってはダメ。将来を見据え、胸を張れる行動を選べ。
四爻暗い状況に一条の光が差し込む。できなかったことも実行でき。嬉しい知らせも舞い込む。
五爻堅実な努力が報われる。気を抜けばトラブルに見舞われる。気を引き締め直すようにするべき。
上爻努力が実を結び、つらい時期に終止符。状況が好転を見せるまで、しっかりと頑張り抜け。
12 天地否

43.沢天夬(たくてんかい)

項目意味
卦辞「夬」とは心を決めるということ。この卦は五陽の爻が一陰の爻を押し潰そうしている状態。また、この陰爻は良くない人物を示している。なんとしても排除しなければならない。
象伝陽の気が勢いを増してきているものの、その伸びしろは一つの陰を残すのみ。もう先がない意味。前に進むのは簡単ではなく、進めたとしてもそこで終わり。別の道を探さないといけない。
初校気持ちに任せて行動すれば必ず失敗する。実力不足をよく自覚し、周到に準備を整えていくこと。
二爻突然の不運でも大丈夫なように備えること。他人任せではなく、必ず当事者の手で行うこと。
三爻何かを成そうと考えるなら行動を起こすまで誰かに悟られてはいけない。表情に出ないように!
四爻疑心暗鬼で、人の言うことを信じられない。現状の打開策は誰かの意見の中。冷静になること。
五爻不安点を徹底的に拭い去るタイミング。一切の妥協は許されない。心配事に終止符を打つこと。
上爻手助けはなく、万事休す。これ以上何もできない。現状を見直し、取り組む内容を変えること。
43 沢天夬

58.兌為沢(だいたく )

項目意味
卦辞「兌」とは喜びの卦であり、それが二つ重なっているのが兌為沢。二つの沢がお互いの勢いを後押しし合うように、信頼のおける人物と手を取り合っていけば共に笑顔になれる。
象伝嬉しいことが何度も訪れるという意味の卦ではありますが、だからこそ注意点もあり素晴らしい出来事も、それが続けば満足できなくなっていく。たくさん話し合い、美味しい物を食べること。
初校心から日々を楽しむ素晴らしいタイミング。多くの人との関わりを楽め。後のことを心配するな。
二爻嬉しい出来事でも満足度が減る。それでも幸運には違いない。誰からの好意にはきちんとお礼。
三爻口先ばかりで心が伴わず。自分の振る舞いを改めよ。そして、人の言葉を簡単に信用しない。
四爻嬉しい誘いが沢山あり進路を迷う。欲に惑わされず、自分のためになるものだけ受け入れよ。
五爻トラブルの種に囲まれるのに気づかず。取り組むべきもの、関わるべき人は厳選すること。
上爻他人を喜ばせようとしても無駄に終わる。求められていない事をするな。必要とされたら頑張れ。
58 兌為沢

49.沢火革(たっかかく)

項目意味
卦辞「革」とは革命のこと。現状をガラッと変える機会が訪れているという意味の卦。みんなが納得のいくやり方を考えて適切な時期に進められるのであれば、周囲も従ってくれる。
象伝現状が大きく変わろうとしているときよく得る卦。起こっている事を考えて読み解く必要あり。良い状況もダメな状況も大逆転あり。幸せの絶頂からどん底に叩き落されたりその逆の事もあり。
初校現状はまだ事の起こりに過ぎない。どんどん様子が変わっていくので注意。なお、行動は早すぎ。
二爻物事を動かし始める貴重なチャンス。準備はひっそりと進めよ。果敢に取り組めれば、革命成就。
三爻計画を実行に移すため、みんなの力を借りる。話し合いの場を持ち、細かいところまで確認せよ。
四爻状況は既に動き出した。もう止めることはムリ。周りと手を取り合い進めば、良い未来が待つ。
五爻革命は成し遂げられる。迷うことなく行動を起こせ。人々に称賛される未来が待っている。
上爻激動の時期は終わりを迎えた。これ以上変えようとするな。現状に満足し、細かい調整をせよ。
49 沢火革

17.沢雷隨(たくらいずい )

項目意味
卦辞「随」とは付き従うこと。また「沢雷」とは沢の下に雷が隠れている状態。前に出て頑張るのではなく、誰かを頼りにして自分は後ろで力を蓄えるのが良いという意味。流れにのること。
象伝自分の意思は捨て、その場の動きに従えばそれで幸せになれるという卦。良いものの後ろをついていけば、素晴らしい未来となる。無理のある物を嫌々聞いていれば、どうにもならなくなる。
初校変化の波に乗りやすい。良い誘いも増えるから、気になる物があればどんどんやるのが良い。
二爻目先の利益に惑わされがち。美味しい話には気にせず、悩んだときは今まで通りで問題ない。
三爻その時々で従うものを変えていけば吉。愚直に一つのものへついていくと良い結果にはならない。
四爻変に上を目指せば従うべき流れを見失なう。現状のまま進めば大丈夫、欲をかかないことが大事。
五爻良い導き手に恵まれ、幸せを感じられる。また、導き手のために尽くせば理想の未来を実現。
上爻従うことはやめこれ以上は苦しいばかりです、当事者が自由になれる選択をすると良い。
17 沢雷隨

28.沢風大過(たくふうたいか)

項目意味
卦辞「大過」とは多すぎること。重荷を背負っている状態を指す。うちに閉じこもってはいけない。外へ出て力を示しましょう。つらい状況だからこそ、挑む価値がある。
象伝沢の水が木を没して枯死に至らしめるさまが大過である。君子はこの象に則って、大いに人に過ぎる行為を心がけ、濁乱の世に処しても自習独立して外に力を示しましょう
初校不安から動けないがそれがベスト。臆病なのはダメージを回避でき、これから動きやすくなる
二爻思わぬ幸運に戸惑うでしょう。その幸運は受け取るべきで裏があると疑えばチャンスを逃します
三爻間違いに気づかぬまま進もうとしています。冷静な判断ができなくない。信頼できる人の言う通りすること。
四爻危機に直面、乗り越えられればとてつもない吉運に恵まれる。人を当てにしないことが肝心
五爻嬉しい状況と勘違いしがち。幸運がきたと思っても誤解です。ぬか喜びになるので変に興奮しないこと。
上爻やることの大変さを知らぬまま進もうとしている。乗り越えられないので身を慎むこと。
28 沢風大過

47.沢水困(たくすいこん)

項目意味
卦辞周りに味方はおらず、そのために大変な苦しみを味わうことになるでしょう。しかしながら、力ある人であればどっしりと構えて誠実に振る舞うことで切り抜けられます
象伝「大人吉无咎」とあるように、力ある人であればどっしりと構えて誠実に振る舞うことで切り抜けられます。いまあるものでどうにかするのがベストです。
初校動こともままなりません。少なく見積もっても数年はこのまま。ひたすら耐え抜いてください
二爻他人により現状が不穏なものになる。他人の施しを受けてはいけない。厄介事に巻き込まれる
三爻前進できず人から助けられず心が休まりません。押し切らず、しばらく様子見が妥当です
四爻大変な状況に光が差込み始める。全てを諦めかけた時運命の転機となる。最後まで粘り切ること
五爻普段の動きができず運命の逆風に煽られる。動けずともジタバタぜす。時期に良くなるでしょう
上爻反省しゼロからやり直すつもりで運命と向き合っていけば、ようやっと救いが得られます
47 沢水困

31.沢山咸(たくざんかん )

項目意味
卦辞人との想いが通じるというような意味です。今まで交わることのなかった二つの気が和合する。人の心を掴むのであれば下心があってはならないということも示しています。
象伝若い時間が短いように、チャンスも一瞬です。もたもたしてしまうと吉運を無駄にしてしまう。ただし、一時の感情に流されて将来に続かない関係を結ばないようにすること。
初校些細なことで気が散る。トラブルはないが、大事なことにトライしてもチャンスを掴めません。
二爻良からぬことに誘われやすくなる。魅力的な提案でも今後には繋がらない。すべて断るのが吉
三爻本能や欲に振り回されがち。勢いに任せて行動すれば恥をかく、さらには幸運を逃すでしょう。
四爻心が敏感になるため気になることが増えるでしょう。興味があるなら挑戦してみても大丈夫です
五爻無為な時間を過ごしがち。チャンスを逃し、ピンチに気づかない。少し神経を尖らせてください
上爻不確かな話に翻弄、余計なことは言わない方が良い。人は簡単に信じるべきではありません
31 沢山咸

45.沢地萃(たくちすい)

項目意味
卦辞祭祀の場所に人がつどい合う重大なシーンなので知識のある人の振る舞いにしっかりと倣うべき。浮かれるばかりはだめ。トラブルが起きるかどうかはその場を仕切る人物の手にかかっている。
象伝良い運気の流れが訪れているからこそ惜しむべきではありません。手間暇をかけて目標達成に邁進しましょう。(アクシデントはつきものなので、用心するに越したことはありません。)
初校不安が募るが、状況は非常に良い。やりたいことは話を聞いてくれる人物に声をかけましょう
二爻迷いが生じやすい。時間が経てば気が変わってしまう。すぐにできることだけをしてください
三爻協力者に恵まれません。また、目標が高すぎます。ひとまず簡単なものから手をつけてください
四爻身の丈にあったことを成そうとすれば上手くいく。理知的な振る舞いを心がければ問題なし
五爻多くを求めない(吉)。不満を言わず、現状維持に力を尽くすこと。今後に備え腕を磨くこと
上爻自分から人との関わりを持つこと。高慢な態度は控え、相手に合わせるように心がけましょう。
45 沢地萃

14.火天大有(かてんたいゆう )

項目意味
卦辞見通しは良好。運命の道はどこまでも綺麗に浮かび上がる。正しいことをすればきちんと評価されます。もし人の道を外れれば、それ相応の咎を受ける
象伝運気が満ち満ちている状態です。やること成すこと上手くと言っても過言ではありません。当事者が持つ器以上のものが入る。ここで得られるものはしっかりと手に入れておきましょう
初校非常に勢いのある運気だが様々な誘惑にさらさる。新しく始めるのは避け、従来通りが吉。
二爻時の運と努力が噛み合う。実力を遺憾なく発揮できるため、どのようなことにも挑戦できる。必要なのは決断。
三爻頑張りすぎると徒労に終わる。様々なことを成し遂げられますが、本当に利益が望めるのかを考えて行動が吉
四爻好調子なので欲が出てくる。損得を考えると逆に上手くいかない。控えめで幸運が舞い込む。
五爻運気に衰えが出始め、表面を取り繕うような努力が求められる。どっしりと構えれば、まだ吉運に恵まれる。
上爻火天大有の勢いは終わるが、未来に繋がる吉運に恵まれる。運を掴むため誠実に振る舞うこと。
14 火天大有

38.火沢暌(かたくかく)

項目意味
卦辞違う性質を持っていながらも、沢には喜びという意味が、火には優れた知識という意味がある。もしこれらを同じ方向へ働かせられたならば成果を出せるため、ちょっとしたことは達成できる
象伝集団や組織についてこの卦が導かれた際には、内部に相反する者同士がいることを示している。無理に引き離せば良いという訳ではありません。上手く根回ししてやると良いでしょう。
初校チャンスに繋がることを自分で手放してしまいがち。まだ間に合うので、一度試してみましょう。
二爻好機が巡ってきている。協力者はいないが、独力で頑張れば素晴らしい未来を手に入る。
三爻人とのすれ違でイライラがたまりやすいが実害はない。運命の流れはやがて良い方へ向かう。
四爻対人ストレスが減り気楽に過ごせる。また、本当に信頼できる人物との出会いにも期待できる
五爻周囲の協力によって状況が好転。自分の能力不足を感じる局面では、素直に味方を頼りましょう
上爻信じるべき相手に背いてしまう。敵だと思う相手は本当に敵なのか、もう一度考える必要がある
38 火沢暌

30.離為火(りいか)

項目意味
卦辞正しいものの後ろにつければ、運の勢いはまるで燃え上がる炎のように増していくでしょう。人に左右されますが、良い判断ができれば幸運を得られます
象伝現状の運を活かせるかどうかは何を頼るかにかかってきます。人にこの卦が導かれたのであれば、その人を活かすためのものを探すと良いでしょう。
初校つくべきものが見つからないうちに動きがち。冷静になり、何の後に続くべきかを考えること。
二爻何事も順調に進みやすい。少し足取りが重くなるので、チャンスのため急ぐよう意識すること。
三爻高望みをしても良い結果にはならない。今ある幸福を大事にしていけば問題はありません。
四爻無計画で動くと不安を招き入れてしまう。つらい状況に陥るので、一歩引いて状況を見据える
五爻かつての勢いは残りわずか。その僅かな希望の火をゆっくりと大きく育てていくことが肝心
上爻勢いがあるため振り回される。未来を見据えれば手元の火だけで十分。余計なものは遠ざける
30 離為火

21.火雷噬嗑(からいぜいごう)

項目意味
卦辞「噬嗑」とは邪魔者を排除するという意味。その者を取り除くためには裁判を用います。つまり、一度踏み出したら後戻りはできません。いまはそれくらいの覚悟がいるものと相対している
象伝この卦は穏やかなことにはあまり導かれません。どうあっても戦いになるような事柄によく出る。相手が強敵であるということの証明。さらに、当事者側が裁かれる場合もあることを示している。
初校重大さに気づかず飛び出してしまいがち。些細なことに見えたとしても軽んじてはいけません
二爻あの手この手で突破口が開ける。目の前の敵は強大、一本調子のやり方では歯が立ちません
三爻到底噛み砕くことのできない物事が相手。粘ってもリターンは望めず。早めに手を引きましょう
四爻障害克服の手段が得られる。努力は嬉しい結果に結びつく。また、新しいことを始めるのもアリ
五爻応援も得られ、現状を上手く好転させられる。幸運にも見舞われどんどん状況は良くなる。
上爻当事者の勝手が、これまでの積み重ねを崩す。人の話をよく聞き、自分の欲を抑えて救われる。
21 火雷噬嗑

50.火風鼎(かふうてい)

項目意味
卦辞「鼎」とはかなえ、鍋に当たる調理器具。お供え物を調理するので、けっして手は抜けません。どっしりとした形から、時間をかけて物事に取り組めば、理想は叶うでしょう。
象伝煮えているものが少しずつ「食材」から「料理」へと変化するように、状況が移ろっていく多くは徐々に良くなっていくので心配いりません。
初校不要はものは全て手放すこと。片付いたのであれば、新しいことを取り入れても問題なし
二爻厄介なことが近づく。魅力的に見えても、惑わされず、自分の原点に立ち返ること
三爻一生懸命に頑張っても上手くいかない。一歩引いて状況を見直し、適切な力加減を考えること。
四爻誰かに任せた結果、成果が滅茶苦茶になる。誰の力を借りるかをち考えなければならない
五爻有益な人の発言に耳を傾け、自分の頭で考えれば素晴らしい成長を遂げ幸せを掴める。
上爻大変勢いがある状況。幸福を分かち合うことで、さらなる喜びを得られます。独りよがりはダメ
50 火風鼎

64.火水未済(かすいびせい)

項目意味
卦辞「未済」は未完成という意味。卦辞の「小狐?済。濡其尾」とは子どもの狐が上手に川を渡れず、つらい思いをする様子。物事が成っていない状態が尽力すれば願いが叶う。(未来の可能性)
象伝才能がない、チャンスがないと嘆くのはまだ早い。力や知恵のある人物に憧れ、その人物の真似をし、努力し、できることを増やすこと。小さな積み重ねが、やがて大きな幸せを育みます。
初校実力もなく、方法も知らず無鉄砲に振る舞いがち。できることはほとんどない。立ち止まること
二爻自分を縛り付けるのが良い。ここで動いても得はなし。ただじっとチャンスを待つこと。
三爻吉兆。だからといってまだ好機が訪れた訳ではない。動きたい気持ちがあっても抑えること。
四爻数年に渡って頑張る必要あり、やり遂げればとてつもない幸運を得る。ここが踏ん張りどころ
五爻十分な実力がありやりたいことを叶えらえる。周りの人も褒めてくれる。安心して前へ進むこと
上爻小さな成功。だがまだ道半ば。喜ぶのは良いが、ハメを外さぬよう注意。気を引き締めること。
64 火水未済

56.火山旅(かざんりょ)

項目意味
卦辞何らかの事情によってもとの国にはいられず、各地を渡り歩かざるを得なくなっている状態簡単なことならできるが、それ以上は無理。思い通りにならないのでその場のやり方に従うこと。
象伝現状は不安定で見通しはかない。せっかく立てた計画も端から破綻していきます。叶えたい願いがあるなら、仲間を集めること。意見に賛同してくれる人や力を集めること。
初校状況を受け入れられず後手になる。意地を張ってもダメ。時間はないので、足を踏み出すこと
二爻平穏を得られるが、まだ道半ばであることを覚えておくこと。いまの幸せを大事にしながら前進
三爻気づかぬうちにルールを破りその咎を受ける。正しいやり方で取り組めているか見直すこと。
四爻身に余る幸せで心の平穏が失われる。あまり大きく動くべきではない。保守的な姿勢でいれば吉
五爻実力が認られるチャンスが到来。大変ではあるが果敢に挑戦すること。苦労以上の成果を得る
上爻築き上げてきたものを全て失う。ルールを確認し、人の言うことをよく聞けばまだ希望あり
56 火山旅

35.火地晋 (かちしん )

項目意味
卦辞「晋」とは進むということ。地の上に火が上り、さらに上昇していくという卦です。そのため、物事に勢いがあり何事も大いに進められる。前へ進むためには、素晴らしい知識が求められる
象伝現状はまだ始まったばかりと読み解くことができる。そのため多くの者がやる気を出し、前に進んでいくようになる。状況は動き出したばかり、すぐに成果を望めない。
初校やる気に反して状況が整わず。しばらく待ってからでも大丈夫、じっくりとチャンスを待つこと。
二爻未来への不安から足取りが重い。やりたいことがあるのであれば、誰かの助けを借りること。
三爻環境は良いものの状況判断を誤りがち。必ず身近な人の意見を参考にしてから進むこと。
四爻現状には無視できない問題が潜んでいる。きちんと見つけて対処のこと。過信せず謙虚さが吉
五爻損得を無視して行動すれば吉運。好きに振る舞えば幸福を掴める素晴らしいタイミングが巡る
上爻現状の基盤部分に不安が生じる。普段使っている物や、生活に必須なものをよく見直すこと。
35 火地晋

34.雷天大壮(らいてんたいそう )

項目意味
卦辞大壮」とは勢いが非常に盛んであること。天の上で雷が鳴り響いるので、手のつけられない様子人として当然の行いをするよう心がけなければない。(調子が良いときこそチェック要)
象伝見る限りでは大変良い状況が安定は徐々に崩れてきているので、むしろ堅実に振る舞うべき好き勝手にやれば、後で手痛いしっぺ返しをくらうことになる。
初校やる気に反して状況が整わず。しばらく待ってからでも大丈夫、じっくりとチャンスを待つこと。
二爻落ち着いて進んでいけば吉。順調に進んでいるときこそ、振返り課題はないか問いただすこと。
三爻特に歯止めが利かなくなる。余計なことにまで手を出し損をする。くれぐれも自重すること。
四爻勢いが衰えるが、むしろバランスがとれていく。上手くいかない時ほど今後の成果に期待できる
五爻流れに乗った行動で幸運に恵まれる。欲望を抑えて幸せ。また、物事の決断にも向いている。
上爻これまでの勢いは終わりを迎える。ここで無茶をすればどうにもならなくなる。慎重な行動が吉
34 雷天大壮

50.雷沢帰妹(らいたくきまい)

項目意味
卦辞欲望で女性が男性へ押しかける様子。そのような振る舞いは好ましくなく良くない結果となる自分の至らないところを素直に認め、欲をかかないようにという戒めの卦。
象伝感情のままに行動すれば失敗する。目先の欲を優先すれば、後が続かないので十分に注意。あくまでも当事者が至らない状態なので、良い未来へと進みたければ他に責任を求めないこと。
初校控えめにしていれば問題なし。一番手は誰かに譲り、二番手に収まること。損して得取れで吉
二爻現状は思わしくない良くする方法はない。手元にあるものだけでどうにかしていくのがベスト
三爻欲を出せば失敗。せっかく手に入れたものも失ってしう。きちんと自分を振り返れば幸せで吉
四爻チャンスは過ぎたので後悔しても仕方ない。次のチャンスが来るまでじっくり準備を進めること。
五爻内面の充実を意識。また、華やかな場所より裏方に徹せば吉。自分を良く見せようとしないこと。
上爻得られるものは何もない。これ以上夢を見ても損。地に足をつけ、堅実に歩みを進めること。
50 雷沢帰妹

55.雷火豊(らいかほう)

項目意味
卦辞雷が盛大に鳴り響き勢いのある様。いまが最盛期、それは同時にもう上は目指せないことの暗示現状を隅々まで見渡してどのような問題があるかを確かめ、それらを綺麗に解決するのが良い。
象伝絶頂を迎えれば、その後は衰退するしかない。何かを手に入れて満足してしまえば、やがて失う。だからといって縮こまってはいけない。“存分に力を振るって”いくのがベスト
初校万事快調だがどこかで終わりを迎える。独断専行をやめ、みんなと足並みを揃えること。
二爻調子が良すぎて嫉妬される。悪事をしていると疑われないよう、誤解を招く行為は避けること。
三爻環境が整わず力を発揮できない。大きな問題はない。無理をせずできることだけすること。
四爻勢いが衰え、現状のまま進むべきではない。活躍の舞台を変え本当にやりたいことへ挑戦。
五爻当人の力はすっかり衰えたが、強力な助っ人を得られる。助っ人に全てを任せ願いを託すこと。
上爻外見を取り繕っても、以前の勢いはもうない。無力をよく自覚し、慎み深く振る舞えば救われる
55 雷火豊

51.震為雷(しんいらい)

項目意味
卦辞恐ろしい出来事が起こるという意味。そのために大変驚かされるが、過ぎ去れば特に実害はなし。不安がないよう今後に備えようとするので、再び地震が起きたとしても災い転じて福となす。
象伝心が揺さぶらようなことがあっても、「不足の事態への対応力が養われる」と考えられれば吉運を得られる。なお、取り越し苦労やぬか喜びが増えるという旨も暗示している。
初校心配事に心を揺さぶられるが、間もなく落ち着く。出来事を確認し、きちんと対処のこと。
二爻驚くべき出来事が直撃。そのため多くを失うことになるが、嘆いても仕方ない。致命傷から退避。
三爻驚愕が限界に達し何もできない。しばらくは心のケアが大事。気持ちを落ち着け現状と向き合う
四爻何事も中途半端。心配はするだけ無駄、期待もまた同様。自分の力を研ぎ澄ませば事態は好転
五爻厄介事に取り囲まれてどうしたら良いかわからない。立ち止まっているのが吉
上爻身近な人がつらい目に遭う。何もないうちに今後の備えをすること。対人間のトラブルに注意。
51 震為雷

32.雷風恒(らいふうこう)

項目意味
卦辞易において雷と風とは相性が良く、助け合うもの。このように助け合うものは自然界に限らず身近にも常にあるため、これを恒卦という。力を授け合う良い関係は続けることが理想。
象伝従来のやり方を守るが良し。斬新なやり方では思うようにいかなくなるので避けること。上手く行ってないなら続けず以前やった中の順調だった方法をもう一度試してみるのがベスト。
初校飛躍した考えや行いはつまずく。小さな成功を積み重ねるていくと順調に前へ進める
二爻続けていけば何事も上手くいく。周りが良く見えても、いままで通りがベストと肝に銘じること
三爻不安で考えすぎてしまい、最良の方法を手放してしまう。下手に動かず、一旦頭を冷やすべき
四爻上手くいかないことを続けてしまう。新しいことも順調にいかず。過去良かったやり方を試す。
五爻女性は従来通りを守ること。男性は動くべき時期に入るので一段上を目指し方法を変えること。
上爻環境変化が起きやすく流されやすい。安定行動を優先し、自分に馴染んだ方法で切り開くこと。
32 雷風恒

40.雷水解(らいすいかい)

項目意味
卦辞「解」とは何かが解消していくこと。なお「雷」と「水」とは、春の雷雨を指します。冬の厳しい寒さが解かれれば、天より数多の恵みが降り注ぐという様を「解」と表している。
象伝つらい状況に対して得たのであれば、そのつらさから解放されて幸せへと向かう。一方で現状が既に良いものであるのなら、その良さもまた解放され無へと帰る。
初校全てが順調に進んでいく。もし問題が出たとしても、手早く対処すればあっという間に解決する。
二爻不安へ対処すれば複数の幸運に恵まれる。その幸運が高みを目指すための足がかりとなる。
三爻高望みで痛い目を見る。目標設定に誤りあり。自分の実力を確認し、できる範囲のことすべき。
四爻自分にとって得にならない者との縁を切ること。ここで決意できるかが今後の運命を左右する。
五爻関わらない方が良い人物と惰性で付き合い続けてしまう。今すぐ関係を断ち切ること。
上爻手段を選ばず問題をすぐ解決せよ。不安が消えても安心ないこと。特に不穏な人の動きに注意。
40 雷水解

62.雷山小過(らいざんしょうか)

項目意味
卦辞「小過」はちょっとだけ過ぎること。鳥が天高く舞い上がる様子を例に挙げています。そのまま上を目指し続けるのは好ましくないが、降りてくれば大丈夫です。(現状を認め収まること)
象伝もうあまり力が残されていないことを示す卦(何かに挑戦しようとしていたのであれば中止)ひっそりと過ごしていれば、やがて状況は変わる。逆に、無理をすれば再起不能になる。
初校ここでの失敗は致命傷になりかねない。やろうとしていることは中止し大人しくしていること。
二爻想定とは違うが少し嬉しい出来事が起きる。現状それで満足するのが良い。欲を出さないこと。
三爻問題に気づかないまま進み、厄介な状況になる。本当に大丈夫なのかをきちんと確認すること。
四爻何もできることがないが、現状はそれで大丈夫。保守に努ればトラブルに巻き込まれずに済む。
五爻力不足で誰かの助けが必要。様々な方法で探すのが良い。簡単には従ってくれないので注意。
上爻取り返しのつかない状況に陥る。自分の行動の報いを受けるしかない。悔い改めること。
62 雷山小過

16.雷地予(らいちよ)

項目意味
卦辞「豫」とは楽しみのことを指している。努力が報われ、喜びを感じられる瞬間が訪れる。気を抜いてしまうこともあるので意識すること。
象伝喜びのあまり油断すべきではない。舞い上がってしまいがちだが、後で困らないようにすること。その場限りの享楽に過ぎず、一時的に気分を盛り上げる何かにうつつを抜かしていてはいけない。
初校喜びのあまり夢見がちな言動をとりがち。舞い上がりそうなときこそ、気を引き締め直すこと
二爻嬉しい情報が入ってこようとも、翻弄されない心の強さを持てる。孤独に過ごせばなお吉
三爻欲に翻弄で正しい判断ができなくなりがち。やりたいことも実現できるものか考え直す必要あり。
四爻非常に勢いがある。物事が嬉しい結果へ結びつく。周囲の嫉妬も増える。多くの人と協力すべき
五爻勢いに陰りが出る。その陰りに気づかないことが増え用心必要。不調を自覚し改善すれば吉
上爻環境変化が起きやすく流されやすい。安定行動を優先し、自分に馴染んだ方法で切り開くこと。
16 雷地予

9.風天小畜(ふうてんしょうちく)

項目意味
卦辞「小畜」とは少し留めるという意味。物事の進行を象徴するが、今は雨がぱらつくこともない。現状が思うように進展しないため未来に向けて準備をすること(天の恵の準備をしておくこと)
象伝風天の「風」はネガティブな感情全般を示すもの。たとえば過去への後悔や心残りなど。物事が思うように進まないとしたら、それは誰かの気持ちの部分に問題がある。(相手側かも)
初校状況を進めたいがため手荒な手段を選ぶ。思うようにいかない時だからこそ冷静な対処が必要
二爻迷った時は身近な頼れる人物の意見に耳を傾けること。一人で行動しても不安で前に進まない。
三爻強気で進めば手痛いダメージを負う。逆に謙虚に過ごせば、たとえトラブルでも沈静化する。
四爻過去にこだわらなければ穏やかに過ごせる。状況を見て、その場その場で冷静に判断すれば吉。
五爻少数だが人とのご縁が深まりやすくなる。周りと手を取り合って進めば嬉しい運命が訪れる。
上爻現状より上は望めない。変に粘れども時間だけを失う為、適度なところで諦めるがベスト。
9 風天小畜

61.風沢中孚(ふうたくちゅうふ)

項目意味
卦辞中孚は’まこと’の意味。同じ形の卦が向き合い上が誠意で語りかけると下が喜び従うという様子心がこもっているのであれば、質素な捧げものであっても天へと通じる。
象伝悩んでいる時にこの卦を得れば、当事者に力を貸してくれる何かが身近にあることを意味。どんな物であっても、それを活かすには真心が必要。優しく接していけば、必ず助けられる。
初校わからないで物事へ取り組む事は良くない。状況を把握してからでも遅くない。考えて動けば吉
二爻大切な人と心が通じる。二人に距離があってもそれは変わらない。安心し良い関係を続けること
三爻心が安定せず、余計なことをしてしまう。周りにも迷惑がかかるで、まずは落ち着くこと
四爻余分なものは手放してしまえ。大事に持っていてもやがて邪魔になる。もう役に立つことはない
五爻周囲の人たちと良い関係を築ける。気苦労は多いが、状況は安定している。問題はない。
上爻実力がないまま行動すればダメージを負います。できることだけするか、腕を磨くこと。
61 風沢中孚

62.風火家人(ふうかかじん)

項目意味
卦辞家人は家族。風が火を増し火が風の後押しするがごとく、血の繋がりある者同士は力を貸し合う家の女性、つまり母がやるべきことをしていれば物事は正しい方向へと進む。
象伝この卦が導かれたときは家庭に問題があると考える。役割をこなせていないことが現状の不和を招く。役割が曖昧でできていない仕事がある。誰が何をしたら良いのか、今一度明確にすべき。
初校勢いに任せて動きがちなので自重すること。周りの振る舞いに合わせてベストな行動をとること。
二爻トラブルは少ないが同時にやりがいも少ない。しかし、今は目の前のことを淡々とするのが良い。
三爻問題が表面化しやすい。厳しく取り締まるべき。また、当事者の気が緩んでいれば自戒が必要。
四爻内部の充実が外部へと打って出る力になる。家族に喜事が起きやすいのでどんどんやるべき。
五爻身内の者たちと素敵なひとときを過ごしやすい。なお、家の修繕などをするならいまが吉
上爻これまで許されても、至らない部分は咎められる。自分で自分を律する強い心が求められる。
62 風火家人

42.風雷益(ふうらいえき)

項目意味
卦辞「益」とは恵まれるということ。周りの人物が当事者へ手を貸してくれるという意味。風と雷は共に力を授け合い、互いに勢いを増していく。そのような関係が良いと説いている。
象伝運は勢いを増していき、周りの助けもあってさらに状況は良くなっていく。強いて意識すべきところがあるとすれば「スピード」。物事に対して迅速に対応するのが良い。
初校実力で成せることに取り組めば次々に結果を出せる。身の丈を遥かに超えるものは望まないこと。
二爻つらい状況へと陥るがその後に幸運が訪れる。今後に期待でき、耐え抜くだけの価値がある時期。
三爻今後に備え人の力を借りる。相手の助力に誠実な想いで報いること。そうすればば理想に繋がる。
四爻良い方向へと動く。環境も望んだ形へ変わっていくので、迷ったときは年長者の意見に頼ること。
五爻運気がいっそう増す。和を大事にすると今後も安泰。恵まれるだけではなく、みんなへ恵むこと。
上爻がつがつしていて良い時は終焉。自分の都合ばかりを考えると苦労する。他人のために動くこと。
42 風雷益

9.巽為風(そんいふう )

項目意味
卦辞「巽」は風であり、また柔順なこと。この卦が二つ重なったのが巽為風。上の者の命令を下の者が素直に聞き入れて従う様子を表す。(ただし、小事しか叶わない。下の者たちの心が流される)
象伝柔軟に対応できるが故に迷いが出てしまうという意味の卦。全てが中途半端になる。八方美人と受け取られ、良かれと思ってやったことが裏目に出る。
初校心が不安定になるが決意の時が訪れている。いつまでもフラフラとしてはダメ。早く動くこと。
二爻心配のあまりついつい手を入れすぎるが、結果オーライとなる。むしろとことんやりましょう。
三爻人の言う事に返事をすれど実行しない。そのようなやり方は信頼を失う。きちんと成し遂げよ。
四爻行動を起こせば成果を得られる。自分にできることをよく考え、その上のチャレンジは大丈夫。
五爻計画通りとはいかないが、少しずつの調整で素晴らしい結果になる。じっくりと向き合うこと。
上爻人に従うのはやめよ。自由になっても大丈夫。本来の自分を取り戻すこと。そうれば失わない。
9 巽為風

59.風水渙(ふうすいかん)

項目意味
卦辞「渙」は散ること。水が風へと吹き付け拡散させてしまう様子。人々の心の拠り所がなくなり、バラバラになろうとしている。人の道に背かないようにし、誠実に振る舞うように心がけること
象伝大変な状況を解決しなければいけないときに度々導かれる卦。スピード解決を決めてはダメ。きちんと手順を踏むように意識すると良い。(問題のある現場から脱出を図るのも選択肢)
初校実力不足だが状況は好ましい。背中を押してくれる存在の力を借り、急いで前へ進むのが良い。
二爻頼れる存在があるため心が落ち着く。いつまでもこのままではダメ。前へ進めるよう力を蓄えろ
三爻自己犠牲の精神が幸運を得る秘訣。自分の事情を優先すれば痛い目を見る。誰かのために動け
四爻リセットすべきタイミング。煩わしく感じるものは全て手放せ。その上で新たな事をするが良し
五爻身近な人が困っている。自分が大変な思いでも救わねばいけない。そうすれば、未来は明るい。
上爻傍観に徹するが一番。自分に関わりのないトラブルは気にしない。放っておくが一番の解決策。
59 風水渙

53.風山漸(ふうざんぜん)

項目意味
卦辞「漸」はゆっくりと前進すること。のんびりとしたペースだが、自然の力が増し素晴らしい様子きちんと手順を踏んで準備をしていけば、やがて幸せが訪れるでくれぐれも焦らないこと。
象伝急展開に期待できないだけで、恋愛も仕事も健康もどんどん良くなっていく。強いて気をつけるべき点があるとすると、「時間」と「手順」(正しい順番で、かつ丁寧に!)
初校何かを言われてもマイペースを守ること。運命はまだ始まったばかり、やりたいことを吟味せよ
二爻広がりはないが進展はある。今は手元にある幸せに浸り、大事な人と時間を楽しんで大丈夫。
三爻実力もないが大きな目標に挑戦。結果は散々。身の程をわきまえ身近な人と平穏を守ること。
四爻やっと足場が固まった。とはいえまだ不安定なところがある、確実にできることをするのが吉
五爻厄介事に惑わされなかなか前に進ず。耐えて素晴らしい未来の道が開ける。粘り勝ちを狙うこと。
上爻尊敬されるほどの大成功を収める。今後は気ままにやるのが吉。人の道に反しないように!
53 風山漸

20.風地観(ふうちかん )

項目意味
卦辞「観」とは観察。何かを見せ、見られるという意味。かつての王が行った祭祀を述べたもの自分の行いが正しいかは、周りの自分に対する振る舞いから察するしかない。
象伝形ないものに対して敏感になるべきだという卦。運に勢いがなくなり少しずつ落ち着いていく。現状を維持することはできるケースもあり。逆に、状況を打破しようとすれば、衰退は免れない。
初校ミスが多くなりがち。現状をよく観察し直すこと。大切なことに気づけば徐々に良くなる。
二爻周囲が見えないし、自分すらも見失う。当事者の良い面、相手の褒める点を理解する必要がある。
三爻周りの目を気にして思うように動けない。しかし、当事者の手の届くことなら心配いらない。
四爻転換期に入る。目の前の物を見定め良い事はチャレンジ。気づかないがサポート人も身近にいる。
五爻平等に接すればトラブルを避けられる。リーダーや人を導く立場なので不正には気をつけること。
上爻見るばかりではなく行動を起こせる。余計なことが気になるが、無視できれば幸運に恵まれる。
20 風地観

5.水天需(すいてんじゅ)

項目意味
項目意味
卦辞水天需の「需」とは待つこと。ただ耐え忍ぶというよりも美味しいものを食べながら英気を養いつつ待つのが良い。きちんと鍛えながら物事へ向き合った上で上で機を待てば成就する。
象伝じっくりと待つことが求められるが、「耐えることが苦になりにくい」という点は余裕がある。適度に休息を取りつつ心身ともに鍛えながら過ごすのがベスト。(焦りは禁物。祈り一歩一歩を)
初校初志貫徹の姿勢が求めれれる。甘い誘惑や美味しい話があったとしても流されないこと。
二爻不穏な出来事に見舞われてもどっしりと構えよ。心が安定していれば吉運に恵まれる。
三爻気を抜くと足元をすくわれる。特に何もないときほど警戒するようにしておけば心配ない。
四爻何かと向き合うときに真剣な姿勢であれば運が見方する。ピンチでも投げ出さなければ追い風。
五爻心身の充実に努めること。焦る気持ちのときこそ、前に進まず自分自身を見直すべき。
上爻想定外の事態に発展しやすい。つらい状況になりがちだが、それでも耐えれば道は開けていく。
5 水天需

60.水沢節(すいたくせつ)

項目意味
卦辞「節」とは節度のこと。ほどほどの振る舞いを意識していけば願いは通じる。て何かをするのは慎まなければなりませんが、だからといって何もしないのもまたいけない。
象伝何かをやり過ぎてしまっていることを教えてくれる卦。 完璧にこなそうとしてストレスを抱えてしまっている場合もあれば、目に余る行為をしてしまっている場合もある
初校落ち着いて状況を見直すべき時。動き回らない方が良い。のんびりチャンスを待てば問題なし。
二爻好機が訪れているのに二の足を踏む。モタモタしている暇はない。逃してしまえば、次はない。
三爻感情に任せて行動し、そのために泣きを見る。よく振り返り、直せるところから改善すること。
四爻良いペースで物事を進める振る舞いが人に認められる。今後ももみんなに合わせていくのが良い。
五爻欲を出さずに済む環境が出来上がった。十分に満足できる。落ち着いて過ごせば大丈夫。
上爻頑固になり過ぎて孤立してしまう。つまらないことにこだわっているので、寛容になるべき。
60 水沢節

63.水火既済(すいかきせい)

項目意味
卦辞ほとんど終わってしまった状況ですので、何かをやりたくてもやるべきことがない。大事をやり遂げたとなると、本当に大変なのはここからだと考えた方が良い。(状を保つのは簡単ではない)
象伝終わりであり、本当の始まりを意味する卦。大変苦労して手に入れた成功ではあるが、新たな運命の序章。再び気を引き締めるようにすること。
初校もう十分に幸せ。前に進むべきではない。この幸せを保つためすべきことを考えると良い。
二爻チャンスを逃したと思っても慌てない。放っておけば戻ってくる。人任せにするのも良い。
三爻厄介事に手を出してつらい思いをする。やりたいことは想像以上に大変なので挑戦すべきでない。
四爻少しずつ衰退の兆しが見え始める。常に気を張ること。準備不足がないかよく確認すること。
五爻見栄を張っても得はない。このままでは、いまの幸せが崩れ去る。堅実な振る舞いが吉。
上爻完成したものを手放し、余計なことをする。幸せは取り戻せずとも、現状を見直せば希望が残る。
63 水火既済

3.水雷屯(すいらいちゅん)

項目意味
卦辞陰と陽がまさに合わさった瞬間の卦。まだ安定はしておらず、険しい時期で思うようにいかない。すべきことは人を頼るというよりも、自分のもとへと引き入れ、働いてもらうという意味。
象伝じっと耐え忍ぶべきであり、行動すべきではないという意味。どんなことも自分の手を下すべきではない。相手を見抜く目が求めらる。また、その相手を繋ぎ止める人徳も求められる。
初校心配事があっても、動揺しなければいずれは吉。どっしり構えて物事に当たること。
二爻実力を磨くべきとき。人に任せていたとしても己を鍛え自分の力が必要とされるまで備えること。
三爻無理に進もうとすれば難航する。先が見えずとも焦らずに状況を見定めていけば問題なし。
四爻誰かの手を借りることで心配事を解決できる。悩んだときは周りを頼るようにすること。
五爻誰かの助けがあったとしても、大きなプロジェクトに取り組むべきときではない。今は様子見。
上爻進むことは困難、また様子を見るのもつらい状況。取り組み課題は先送りか、対案を考えるべき。
3 水雷屯

48.水風井(すいふうせい)

項目意味
卦辞「井」とは井戸。たとえ村を移しても井戸は水脈に依るもので、役割はいつまでも変わらない。いつまでも人を支えてくれるが、それも「つるべ」があるからこそ。(人助けを続けること)
象伝物事が末永く続いていくときに度々導かれる卦です。井戸のように、長い間いまの状況続く。何かをしようとしているのであれば成果を手にするまで気を抜いてはいけない。前へ進むこと。
初校状況はかなり深刻。頼っていた物は全く見込み違い。現状を好転させるには、自分が変えること。
二爻もともと大きな成果を挙げられる話ではなく、やり方も問題あり。目の前のことを根本で見直せ。
三爻せっかく技術があれど、みんなに見てもらえない。周りにアピールしつつ、精進を続けること。
四爻環境は整い、技術も十分。あとは運命の瞬間を待つだけ。その瞬間はまだ先、気を抜かないこと。
五爻多くの人のため力を振るえば相応の見返りが望める。注目が集まりので、存分に活躍せよ。
上爻誠実な気持ちで周囲に接すれば、いつまでも幸せが継続。頑張たことが認められ、利益を生む。
48 水風井

29.坎為水(かんいすい)

項目意味
卦辞爻が陰・陽・陰と重なるのを「坎」といい、穴や水の意味。また、易ではこれを悩みや険しさというように捉える。それがさらに二段になっているのがこの坎為水。(混迷を極めていく)
象伝大洪水の中を泳ぐつらい状況を表す。しかもその洪水は、去ったと思って次の波が訪れる。苦労ばかりで進展がないと感じても、その中で確実に強くなれる(幸せのためのトレーニング)
初校半端な状態で物事を進めようとして負のスパイラルに陥いる。考えないの状態なら動くな。
二爻運気の流れが穏やかになるため、簡単な事なら成し遂げられる。ただし大きな事に手を出すな。
三爻今までの過失の積み重ねで身動きがとれなくなる。打開策はなく、ただ流れの変化を待つこと。
四爻縁の下の力持で幸運に恵まれる。影に隠れている間は問題ない。なお、お世辞は裏目に出やすい。
五爻希望の光が差し込むので、このまま耐え抜け。多少つらいことがあったとしても間もなく収まる。
上爻過去の行いを咎められる。力に裁かれる場合もある。もう打つ手はなく、受け入れるしかない。
29 坎為水

39.水山蹇(すいざんけん)

項目意味
卦辞「蹇」とは足が不自由な人のこと。また、水が険しい山にせき止められている様子を示しており、何らかの課題が目の前に立ちふさがっているという卦(水山蹇は「三つの難卦」の一つ)。
象伝こ。の卦が導かれたときには、当事者に何か至らぬところはないかと考えるのが開運の近道進めない理由が「足が不自由」というものだから。つまり、本人に何か改善すべきところがある。
初校当事者か身近な人物に問題あり進めない。改善にはとにかく時間が必要。焦らなければ問題ない。
二爻誰かを助けようと、自分までつらい状況に陥る。本当に助かりたいなら、情に流されるな。
三爻やる気があっても空回り。どれだけ進めそうだと思ってもじっとこらえ、力を蓄えるのが最善。
四爻状況は整いつつあるが、協力者が現れるまで動いてはならぬ。手助けあれどのんびりやること。
五爻つらい状況にも光が差し込む。援助もがあり、ようやく進められるようになる。(時間がかかる)
上爻つらい状態に慣れてしまい、力を発揮できない。足を踏み出せば進める、誰かの手を借りること。
39 水山蹇

8.水地比(すいちひ)

項目意味
卦辞「比」とは寄り添い合うこと。水と地が手を取り合って多くを生み出すように、和合すれば吉。力を合わせるべ人はしっかりと吟味すること。そして素晴らしい人が見つかれば、信じること。
象伝周りのサポートを得やすくなるが、一方で利益を掠め取ろうとする者も現れることを意味する卦。早く相手とコンタクトを取るようにしましょう。時間が経てばチャンスを掴みにくくなる。
初校相手と真摯に向合えば気持ちが通じる。想像以上の喜びを得られる。(丁寧に人と向き合うこと)
二爻周囲と理解しずらくなる一方で、判断力が研ぎ澄まされる。迷ったときは人の意見を切り捨てよ。
三爻何か大きな誤解をしている。水地比が導かれた物事に関わる人物について、今一度見直すべき。
四爻目上の人や上司へと積極的に力を貸すと吉。しばらく苦労するが、未来の幸せが増える。
五爻許しの心を持って人と向き合えば良い関係。良くない事でも、些細なことなら見逃すこと。
上爻どうしたら良いかわからなくなる。進むべき指針を見失ったときは、初心に帰ることで吉運
8 水地比

26.山天大畜(さんてんたいちく)

項目意味
卦辞「大畜」はたくさん蓄える、または大きく止るということ。長期に渡り実力養成せよという意味。十分に能力を磨けたならば、思う以上に時間がかかるが、うちにこもらずに大きな目標へ挑戦。
象伝運命の充電期間の到来を教えてくれる卦。大きな願いを実現するにはそれなりの時間がかかる。決して焦ってはいけない。多くを学び、それらをスポンジのように吸収すること。
初校準備不足を無視して動く。念には念を入れなお足りないような状況。牛歩の歩みで進むこと。
二爻足を止めているので損をするが、下手に動けば大きく損。少しのダメージは甘んじて受けること。
三爻吉兆が見え始たため急ぐ気持ちが出る。まだ未来に備えるタイミングなので踏みとどまること。
四爻心配事があちこち、素早く対応であっという間に解決できる。その対応がチャンスを呼び込む。
五爻目の前の課題へ挑む時が訪れる。つらく長い戦いだがやらねばならぬ。失う物もあるが対価は大。
上爻夢見てきたことを叶えられる。ただし、今までの願いと関係のない物を望んでもそれは手に入らず。
26 山天大畜

41.山沢損(さんたくそん)

項目意味
卦辞「損」とは、何かを損なうこと。ただ、そのまま失ってしまうのではなく、手放したことで新たなものを得るという意味。投資と考えるとわかりやすい。(誠実な気持ちが大事)
象伝物事へ私財を投じることで、相応のリターンが得られることを教えてくれる卦。大金を出せばそれだけ多くを得られるという訳ではない。努力をすることで願いはかなう。
初校人のために動ける。ただし、自分を犠牲にし過ぎはダメと認識せよ。投資と私生活のバランスを!
二爻私財を投じてはいけない物へ力を注ぎがち。割りに合わないことは、ここですっぱり縁を切りれ。
三爻取り組むべき対象について迷う。何か一つ頑張ることを決め、その一つへひたすら尽力が吉
四爻これまでコストを掛けた物で結果が出てなければ見込み違い。惜しくとも、鉄の意志で手を引け。
五爻チャンスに恵まれ、今後に繋がる物事へ私財を投じられる。良い流れなので迷うことはない。
上爻コストをかけずとも結果が出せる。手を広げず、これまで取り組んできたものを仕上げること。
41 山沢損

22.山火賁(さんかひ)

項目意味
卦辞「賁」とは飾り。物事を美しくするもの全般を差す卦。わかりやすいものならアクセサリーや衣装、また内面を彩る技術や風習。(物事はデコレーションするものを見て詳細を把握できる)
象伝ちょっとした課題に着手すべきと読む。何気ないことを充実させるのが良い。主役となって人前に出るのではなく、脇役として誰かをサポートすることで幸運に恵まれる。
初校利益のない誘いに悩む。気乗りしないものは全て断ること。当事者がやりたいようにすれば吉。
二爻自分を出さず、人の支えで吉運を呼び込める。誰かのアドバイスを参考にするのも良い。
三爻嬉しい事を言われ気分が良くなっても一時的。将来に繋がらず退けよ、自分の内面を磨くが良。
四爻腰が重く、目の前にチャンスがあってもなかなか動けない。一念発起してすぐに行動を起こせ。
五爻表面的な美しさ重視では将来的に損。自分に実益のあるものに投資することこそが幸せを呼込む。
上爻身を飾るのはダメ。周囲の目は気にせず、思うがままに振る舞うことが未来の幸運を引き寄せる。
22 山火賁

27.山雷頤(さんらいい)

項目意味
卦辞「頤」とは口を指し、そこから転じて養うことを意味する。さらにこの卦は「使う言葉にも気をつけるように」と暗示している。
象伝贅沢なものばかりは好ましくないが、一切断ってしまうのもダメ。何事も適度にすべき。言葉にも意識すべきで口は災いの元で滅多なことは言わないこと(沈黙は金)
初校勢い余って空回りするか、緊張し過ぎて上手く喋れない。冷静に自分の想いを伝えれば吉。
二爻当事者の力が試される。きちんと行動できれば安泰、要望ばかりを口にすれば信用を落とす。
三爻強引な手段は幸運を遠ざける。当事者が良心に従い、人の幸せを思って動く必要がある。
四爻強気に話を進めよ。理想の結末に至る。相手を言いくるめても問題ない。それだけの勢いがある。
五爻頼れる人からで心の平穏を得られる。また、力になってくれる人物がやることに口出しはダメ。
上爻控えめに振る舞えば幸運が訪れる。人間関係での苦労が増える。人の言うことは疑うのが吉。
27 山雷頤

18.山風蠱(さんぷうこ)

項目意味
項目意味
卦辞「蠱」とは腐ること。また「山風」とは山の下に風が吹き、土台が崩れてしまう様子を意味。こんなときだからこそ大きなことを成せる。チャンスを掴むためにも、迅速な行動が求めれる。
象伝崩壊と再生を意味する卦。トラブルはあるが、そこからの立上がり方によって幸せを呼び込める。結論が出れば迷わず内部の腐敗から、その腐りきったものを強い意志で切り捨てること。
初校トラブルを早期に解決できる。なお、当事者の過失であればすぐに謝れば大事には至らない。
二爻課題解決はできるだけ穏便に進めよ。もし時間がかかっても、手荒な手段よりは早く収束する。
三爻頑張り過ぎは逆に成果が出ない。周囲と摩擦から、ケンカも増えるため自重するが吉
四爻どうにかした方が良いと思いながらもなかなか決断でず。やるべきことが明確なら、今すぐ実行。
五爻崩壊と再生が始まる。つらい出来事でも、根気よく向き合っていけば幸福への流れが生まれる。
上爻今まで抱えていた問題が終わりを迎える。過去や利害にこだわらず自分の好きに振る舞うのが吉
18 山風蠱

4.山水蒙(さんすいもう)

項目意味
卦辞山水蒙の「蒙」とは「子ども」のこと。まるで幼児のように物事がわからず、迷いが出た状態。この状態を打破するすべは自ら進んで誰かに教えを請うこと。(教えてもらう側は謙虚な姿勢)
象伝もし当事者が迷いを抱えているのであれば、その迷いが晴れるまでは行動するべきではない。また、自分で判断するのではなく、有識者の見解に身を委ねるようにすると良い。
初校気を張って臨むべき。自分にも相手にも厳しくなれると良い。何事も甘えは禁物。
二爻少しずつだが、自分の行動によって運命を動かせるようになる。実力を発揮できるときは近い。
三爻迷いがあり右往左往しがち。自分の中に行動指針を持つべき。確信がないうちは動かない方が吉。
四爻状況が不透明になりやすく、助けを得るたいが思うようにいかない。課題については様子を見よ。
五爻自己判断ではつまずきやすいが有識者の意見を聞くことで吉。いっそう謙虚でいることが必要。
上爻意見の対立や摩擦が生じやすい。相手の出方をうかがい、何事も丁寧な態度で臨むことが必要。
4 山水蒙

52.艮為山(ごんいさん)

項目意味
卦辞「山」とは動かないものの象徴。その山が二つ重なっているのがこの卦。そして「艮其背」とは背中に止まるということ。背中は自由に動かせません。欲が出ないが故に、何も求めずに済む。
象伝つらい状況が何度も訪れるが、それが救いになる卦。挑もうとしているのは、見たこともない山を登るようなもの。全て諦めてしまうのが良い。欲を出してはダメ。元から手に入らないもの。
初校足取りは重く、状況も整わない。物事は簡単にはいかないが、動かなければトラブルはない。
二爻厄介事を押し付けられ、仕方なくそれに従う。つらくとも逃げ場はない。嫌でもやるしかない。
三爻やってはダメなことをどんどん押し進めてしまう。大変でも報われず迷惑。柔軟に対応が良い。
四爻現状から動けないが非常に好ましい状況。一歩引いて冷静に対処でやがて進展の機会がくる。
五爻余計な発言は慎み、筋道を立てれば問題ない。取組む事も勝手の解らないことは触れないこと。
上爻ベストな状況。この幸せの継続に努めよ。現状を投げ出さないように落ち着いて過ごすこと。
52 艮為山

23.山地剥(さんちはく)

項目意味
卦辞「剥」とは物事が剥がれていくこと。地の上にそびえる山が削れ、その姿を保てなくなる意味。基盤部分が揺らぐため、物事を進めれば立つことすらままならない。足場を固め直すのが最優先
象伝何事も終わりに近づいている卦。五陰の上に一陽だけのため、僅かな望みすらも間もなく消える。すぐに手放して別の道へと進めばまだマシ。粘れば最後の一陽さえ失う(追い打ちをかける)
初校気づかぬところで問題発生。さらに、目の前の問題をスルーしがち。現状の不安の種を取り除け。
二爻現状の修正は思わしくない状況を招く。上手くいっていないことは、今すぐ手を引くこと。
三爻一時的に救われることで油断する。嬉しいことがあったときこそ問題を見つめ直すこと。
四爻現状はもう手の施しようがない状態。根底から見直す覚悟で臨めば、不運を遠ざけられる。
五爻慌ただしいがつらさを感じることは少ない。そのまま忙しくしているとだんだん状況が好転する。
上爻苦労続きの日常が収束だが気を抜いてはダメ。飛躍を求めず人として当然のことで平穏が訪れる。
23 山地剥

11.地天泰(ちてんたい)

項目意味
卦辞「泰」とは安泰、地と天の気が交わり和合を果たす卦。大変良いめぐり合せが訪れるということ。吉運に恵まれるが、現状にあぐらをかいてはダメ。素晴らしい時期に、今後に備えるべき。
象伝安心して大丈夫な時によく導かれる卦。落ち着いたタイミングなので何をするにしても問題なし。未来への準備も怠ってはいけない。そこに気をつければ、良い運気を長続きさせられる。
初校良いことがどんどん良くなっていく。一方で、周囲で不穏な事は、思わしくない方向へと動く。
二爻物事が順調に運ぶが周りが見えなくなりやすい。素晴らしいときだからこそ人への配慮が必要。
三爻好調子に陰りが見える。安心は、やがてどうにもならない事態へと発展。気を引き締めること。
四爻当事者はやや不調、周囲の運気が盛り返す。良くないときは意地を張らず、誰かの手を借りよ。
五爻発展は望めず。運気に勢いがないので、独力のみで頑張らない。周りの力を上手に利用が吉。
上爻大丈夫だと思っていたが次々と不安定になる。盛り返しを図るのは好ましくない。諦めが肝心。
11 地天泰

19.地沢臨(ちたくりん)

項目意味
卦辞「臨」とは臨むこと。何かに近づこうとする動き。つまり、何かに挑めば理想通りの結末となる。大変良い未来が訪れることを意味するが、調子の良い時だからこそ後に備える気持ちも必要。
象伝大いに勢いづくという意味の卦。やりたいことはどんどんやっていくのが良い。周囲の協力もあり不安なことはない。全速力で駆け抜ければスタミナ切れや、そして目移りに注意が必要。
初校初志貫徹で何事も上手くいく。迷いを持つと運気が曇る。チャンスに向かいしっかりと行動。
二爻遅いペースでも進み続ければ良い結果が出せる。思うようにいかないときは無理をしないこと。
三爻何かの誤解で手痛いダメージを負いやすい。自分の実力と周囲の状況をしっかりと見直すべき。
四爻心配事なく落ち着いて過ごせる。思うようやる気が出ないため、進めたい事は誰かを頼ること。
五爻周囲の人材や環境を活かせば吉運。一人で何かをやろうとせず、信頼できる人物に任せること。
上爻心を込め打ち込めば成果が望める。気持ちが乗らなければ、やる気を上げる調整から始めると吉
19 地沢臨

36.地火明夷(ちかめいい)

項目意味
卦辞地の下に火があるこの卦は「夜の卦」。また「明夷」とは明らかなものが衰退するという意味。日が沈み、多くのものが見えなくなった。力なき者たちに引きずり下ろされる恐れあり。
象伝実力があろうとも、正しいことを口にしても、思うように周りには受け入れてもらえない状況。変に立ち向かおうと知識や力を発揮してはダメ。それこそ、厄介な者に利用されることになる。
初校厄介事があちこちで芽吹く。解決しようとするとさらに面倒なことへ陥る、目立たないことが吉
二爻小さな損を許すと大きな損をすることになる。ダメージを受けたときは原因を徹底的に排除せよ。
三爻希望が見え始めつい軽はずみな行動をしがち。理性で自分を律し、今後の計画を立てるに留めよ。
四爻不運に見舞われ、身動きのとれない状況。逃げ出せば不運が訪れるので、流れが変わるのを待て。
五爻自由を奪われた状態。現状から抜け出すにはひたすら無知を装い、周りが呆れるのを待つこと。
上爻自分が周りに迷惑な存在。よく学ぶことで、役立つ人間となるのが状況を変えるベストな行動。
36 地火明夷

24.地雷復(ちらいふく)

項目意味
卦辞「復」はやり直すということ。これは病人が活力を取り戻したもので気を抜いてはいけない。何度も同じことを繰り返す必要がある。焦らず続ければ、やがて目に見える変化が現れる。
象伝現状に光が見えたことを示す卦。「戻る」という言葉は捉え方次第で安心ならないときでもある。手を抜けば前進は望めないが、努力を積み重ねていけば最初は結果が出ないがやがて報われる。
初校過去を振り返れば幸運に恵まれる。また前進には相応の努力が求められるが、へこたれないこと
二爻不安が増すことで思うように行動できなくなりがち。頭の切り替えが大事。思い切って動くこと。
三爻当事者が自ら失敗を招き、繰り返してしまう。失敗の中で学びを得られれば状況は好転する。
四爻モヤモヤが晴れる。それと同時に流れも変わる。勇気を出して足を踏み出せば光が差し込む。
五爻他人を頼りたい気持ちが出てくるが、答えは自分にある。迷わずやるべきことに突き進むこと。
上爻右往左往していれば未来の幸運すら失う。今すぐ本来の自分を取り戻さなければいけない。
24 地雷復

46.地風升(ちふううしょう)

項目意味
卦辞「升」とは上ること。また、この卦に用いられている地はそのまま地面を指が、風は八卦のうちの「巽」であり“木”を示す。つまり、植物の種が地中で徐々に成長していく様子を表す。
象伝焦らなければ大きな目標を達成できる。巨木を種から育むように、根気強く物事と向き合うこと。すぐに結果が出ないため気分が萎える。時間を掛けても良いが休んでも良いという意味ではない。
初校スローペースでも前へ進めば良い結果に繋がる。状況はダメまので足が止まらないようにせよ。
二爻状況は整っているがやる気が出ない。成功を積み重ね勢いをつけよ。心が伴えば喜びを得られる。
三爻やる気もあり、状況も整っているためペースを上げすぎてしまう。焦らなくても大丈夫。
四爻落ち着いた時期。のんびり過ごせるが、待てど良い出来事はあまりない。重要は自分から確認。
五爻地風升らしい運勢になる。じっくりと事に当たれば願いが叶なう。必要な分だけコストを掛けよ。
上爻もう前に進めない。自分のペースでやれる時は終わった。これからは周りに合わせること。
46 地風升

7.地水師(ちすいし)

項目意味
卦辞「師」とは軍隊を示す言葉で、つまりこの卦は多くの人々を巻き込む争いごとを意味。そして、「貞」とは正しさを示す。大勢で攻め入るようなことをするなら、必ず正義に従って動くこと。
象伝この卦は戦争を示す。周りのみんなを巻き込むので、一度衝突すれば簡単には手を引けなくなる。「争う正当な理由があるか?」と「人手が足りているか?」を考え戦うか平和的解決かを考えろ。
初校これからの出来事が未来を決定づける。最善の結果に繋がるように今後の備えること。
二爻当人の誠実な態度が求められる。一人ひとりにまっすぐに向き合えば吉運が訪れる。
三爻力や知識の不足が顕著に出てくる。少しでも足りない部分を感じるなら、戦いを始めるな。
四爻ここは一旦手を引き、状況を冷静に見極めよ。焦らず情報収集で、争わず勝利を収められる。
五爻これから先は一切のすきも許されない。油断せず物事と向き合えれば、より良い結果へと近づく。
上爻戦いは大きな区切りとなる。全ての結果が出る場合もあれば、一時の休息が訪れる場合もある。
7 地水師

15.地山謙(ちざんけん)

項目意味
卦辞「謙」とは謙遜、へりくだるという旨を指す。本来地の上に山があるべきが、逆になっている卦。大衆の上に堂々と立つような人であったとしても、身を低くして粛々と過ごすようにという意味。
象伝ひっそりと力を蓄えることを促す卦。そのため多くの人の前に立つような生き方はしないように。やがて存分に力を振るえるようになりますので、しばらくは耐えるようにすること。
初校周りを見る余裕なし。不安なことで迷いが増えるが、しっかりと努力を重ねて未来に備えること。
二爻時々の流れに従うことで吉運を呼ぶ。力のある人の助けが得られるので、礼儀を忘れないこと。
三爻これまで以上の頑張りが求められるが忙しさの割には旨味が少ない。目の前のことを追うこと。
四爻周りの人への感謝で能力を発揮する機会が得らる。天狗になればその機会を活かせない。(注意)
五爻人から親切には謙虚に、理不尽なときには強気で応戦。ダメージをそのままにしてはいけない。
上爻息を潜めていたトラブルが出始める。同時に協力者たちも出てくる。人との協力で問題解決は吉。
15 地山謙

2.坤為地(こんいち)

項目意味
卦辞坤為地は全てが陰爻によって成る卦。坤は万物の母たる「地」を意味しており、何事も成せる。変化よりも安定を優先するべきであり、現状維持をすれば吉に転じる。
象伝何事も成せるほどの勢いがあることを示している。大地が天の恵みを求めるように誰かの助力が必要であることを意味。流れに身を任せるべき(答えを出さないも良い。人任せも良い)
初校良いことも悪いことも、等しく終わりを迎える。間もなく状況が転換、未来に備えるべき時。
二爻安定を取ることで上手くいく。無理に進めることを避ければ吉、慎重な姿勢をより大事にせよ。
三爻将来の計画を練るべき。その計画の内容を口にすべきではなく、行動を起こすのはまだ控えよ。
四爻特に慎ましく過ごすべき。中でも金銭面は、財布の紐を固く縛り、倹約に務めるようにすれば吉。
五爻謙虚な姿勢を大切にしていけば吉。人の意見、中でも目上の意見を優先すれば状況は好転する。
上爻いっそう無私であることが求められる。我を張ると反感を買う。自分の意見は徹底的に切捨てよ。
2 坤為地

いかがでしたでしょうか。

ざっと目を通して雰囲気をつかめたでしょうか。

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