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四柱推命第6回:五行相生・相剋の真髄 [具体的な図でわかりやすく解説

四柱推命6相生相剋(shityu-suimei sousei_soukoku) 四柱推命

中国の古代哲学に根ざした五行(木・火・土・金・水)の理論は、自然と人間の生活における調和と対立を理解する鍵となります。木・火・土・金・水(もっかどきんすい・・・と言います)の関係を示し、相互に補完し合いながら、一方で相反しあうシンプルなルールです。

この記事はこんな人におすすめです。
四柱推命において重要な概念である五行の相生・相剋に焦点を当ててみました。命式を理解するためには、基本となる五行について理解を深めることが必要です。
例えば木の五行は甲と乙。
その木の五行は、いったい何から恩恵を受けて、一方で何から制約を受けてマイナスになるのか。この理論は四柱推命などの占いに広く適用されています。自然の流れや人生のバランスの基本的な概念をまだ勉強されていない方におすすめです。

五行の相生・相剋

五行の相生・相剋は、中国の古代哲学に根差した重要な概念です。相生は五行要素が互いに補完し合う関係を表し、木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を生みます。一方、相剋は五行要素が相反し合う関係を示し、木は土を剋し、土は水を剋し、水は火を剋し、火は金を剋します。この相生・相剋の理論は、自然現象や人間の生活における調和と対立を理解するのに役立ち、四柱推命などの占いに広く適用されますので、下記の図を覚えておきましょう。

五行の相生(そうせい・そうしょう)

五行は木・火・土・金・水です。
木の五行、火の五行、そして土の五行、金の五行、水の五行このように、5つだけです。

木の五行は火の五行を生じます。
これを木生火(もくしょうか)といいます。

火の五行は、土の五行を生じます。
これを火生土(かしょうど)といいます。

土の五行は金の五行を生じます。 
これを土生金(どしょうきん)と言います。

金の五行は水の五行を生じます。
これを金生水(きんしょうすい)と言います。


水の五行は木の五行を生じます。
これを水生木(すいしょうもく)と言います。

五行の相生


木の五行が火の五行を生じるとどうなるのでしょう?
そうです。火の五行が、木の五行からエネルギーをもらうんですね。

五行の相剋(そうこく)

五行の中に矢印の星があります。この中の星が、相剋関係というものを表します。

五行の相剋


これは剋すという概念です。簡単に言えば、相手をやっつけてしまうという関係です。


木の五行は土の五行を剋します。
これを木剋土(もっこくど)といいます。

土の五行は水の五行を剋します。
これを土剋水(どこくすい)と言います。

五行が2つ以上集まるとき、五行に力関係が生じます。

五行相生/五行相剋意味
五行の相生(gogyo-sosei相生 :仲良し 隣同士順に生む
 ・我が生む
   才能を発揮できるが、力を漏らし、エネルギーマイナス
 ・我が生んでもらう
   えられた力を吸収し、力を得てエネルギープラス
   
五行の相剋(gogyo-soukoku)相剋 :対立 一つ置きに剋す
 ・我が剋する
   自らの力を発揮できるが、体力・気力を消耗しエネルギーマイナス
 ・我が剋される
   他から剋されて行動が抑制されてエネルギーが弱くなる
四柱推命比和(shitu-suimei hiwa比和 :仲間 同気の五行が重なる
 ・同期の五行が重なり強くなる
   仲間として助けあう
   ライバルとして競い合う
 ・外に対する強力、内に対する競争
   地支に比和(自分の根)
   天干に比和(ライバル)
相生・相剋・比和の意味

日干(日主)の五行が変わる

日干(日主)の五行が変わると、それぞれの五行の配当も変わります。それぞれの五行を頂点として、具体的に相生・相剋を万物の事象になぞって覚えることは、ちょうどいい四柱推命の勉強の機会になりますので、しっかり学習していきましょう。


【木の五行が日主の場合】

木の五行が日主(日干)の場合

・木は自らが燃料となり、火を生じます。
・木は大地に根を張り土を耕します。
・木は斧で伐採され、棟梁の材となります。
・木は水を吸収することにより育てられます。

【火の五行が日主の場合】

火の五行が日主(日干)の場合

・火は自らが燃えることで灰となり土を生じます。
・火は金を溶かして鍛錬します。
・火は水に消されます。
・火は薪(木)を燃料に燃えます。

【土の五行が日主の場合】

土の五行が日主(日干)の場合

・土は地中から鉱物(金)を生じます。
・土は水を堰き止め流れを整えます。
・土は木の根に耕されます。
・土は火に生んでもらいます。

【金の五行が日主の場合】

金の五行が日主(日干)の場合

・金は水源となり水を生じます。
・金は斧となり伸び育った木を伐り用材とします。
・金は火に精錬され形を整えます。
・金は土中から生じられます。

【水の五行が日主の場合】

水の五行が日主(日干)の場合

・水は期を養い生じます。
・水は火を消します。
・水は土に堰き止められ整流されます。
・水は金を水源に生じられます。

干支の力量を計る

柱推命において干支の相互作用やバランスを評価するプロセスのことを干支の力量を計ると言います。
下記の表で、命式のそれぞれの干と支の関係を見る癖をつけましょう。そうすることで、命式のどの柱に影響を受けているかなどを直感でわかるようになります。

干と支の関係干支の例
①干と支が比和の五行ならば、その五行の力は強力となります甲寅、乙卯、丙午、丁巳、戊戌、戊辰、己丑、己未、庚申、辛酉、壬子、癸亥
②干より支を剋せば、支の力量は弱くなります甲戌、甲辰、乙丑、乙未、丙申、丁酉、戊子、己亥、庚寅、辛卯、壬午、癸巳
③支より干を剋せば、干の力量は弱くなります甲申、乙酉、丙子、丁亥、戊寅、乙卯、庚午、辛巳、壬戌、壬辰、癸丑、癸未
④干より支を生ずれば、支の力量は強くなります甲午、乙巳、丙戌、丙辰、丁丑、丁未、戊申、己酉、庚子、辛亥、壬寅、癸卯
⑤支より干を生ずれば干の力量が強くなります甲子、乙亥、丙寅、丁卯、戊午、己巳、庚辰、庚戌、辛丑、辛未、壬申、癸酉
干支の力量の見方

木から水への相生や相克の関係を通じて、生命や環境の変化を捉え、人生のバランスを見つける手助けとなります。この理論は占いや風水などにも応用され、日常生活においても相互関係を感じ取る力を養います。五行は単なる要素ではなく、生命やエネルギーの流れを象徴し、人はその中で自らの存在を位置づけることに勉強を進めていくうちに気づくでしょう。

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